地域結集型共同研究事業に参画
Yb:YAGレーザ/多機能フォトンMCなど・・・
光ビームによる機能性材料加工創成技術開発
文部科学省・科学技術振興事業団の支援による、福井県地域結集型共同研究事業に、
マツウラも中核企業として参加する「光ビームによる機能性材料の加工創成技術基盤の確立」をテーマとした研究事業が決まり、
平成13年1月から本格的な研究事業が始まりました。
この事業規模は約30億円、福井県内で実施する研究事業としては最大のものです。
民間企業の活力を中心とした産学官により5年間の研究を通じて、知識・情報の蓄積をはかり、
レーザに関する最先端の技術開発研究を行う、ネットワーク型地域を目指すものです。
これで、従来のレーザ技術では不可能だった超微細加工、原子レベルでの表面改質や薄膜形成などの技術確立を目指しています。
具体的には、ミクロンを超えるのが限度とされる工作機械の加工精度をナノ加工の可能性に挑戦、
レーザで表面加工し超鏡面基盤をつくることで、高密度の記録媒体の開発などを進めるものです。
この事業には、県内の大学や高専、企業のほか、県外の研究機関や企業など30数機関の産学官が結集。
福井県産業振興事業団・福井県工業技術センターを中核に、事業総括は同県財団理事でマツウラの松浦正則社長が、
研究統括は光・量子電子工学分野で世界的に活躍されている福井大学工学部の小林喬郎教授が各々就任しました。
事業総括で民間企業の中核として参加する、マツウラの松浦正則社長は
「レーザ技術は、福井県の基幹産業である繊維やめがね、機械産業への応用も見込め、地域への技術移転も進めやすい。
またマツウラの高精密機械加工技術やリニアモータ技術などの応用によって、大きな展開が期待できる」
と語っています。
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