｢地域結集型共同研究事業｣の一翼をになうマツウラの最先端加工技術！
Collaboration For Regional Entities for the Advancement of Technological Excellence
マツウラが中核企業の一員となって、国家プロジェクト「地域結集型共同研究事業/高輝度光ビームによる機能性材料の加工創成技術開発」が、 いよいよ平成13年3月から始まりました。
マツウラの豊富な高精度機械加工分野の技術と、新しいレーザやリニア技術を活かせるこのプロジェクト。
いま、5年という長期にわたる研究事業の、大きな展開が注目されています。
福井県―平成12年度発足
光ビームによる機能性材料加工創成技術開発
事業総括
松浦 正則
(財)福井県産業振興財団理事
研究総括
小林 喬郎 氏
福井大学工学部教授
新技術エージェント
進藤 哲次 氏
(株)ネスティ代表取締役
中核機関
(財)福井県産業振興財団
コア研究室
福井県工業技術センター 実証化センター
研究開発のねらい
高出力・超短パルスYb:YAGレーザーや高効率・高出力・高ビーム品質の小型固体パルスレーザによる高輝度光ビームの開発と それによる新しい材料創成・加工技術基盤の確立を目指します。
これにより、光ビームによる新機能性材料開発分野に関するCOE構築を目指します。
背景
福井県では、金属工作加工機械、眼鏡枠、表面処理、繊維、科学、プラスチックなどの材料創成・加工産業が発達しています。
福井県は平成10年、福井県科学技術振興指針を策定し地域特性を活かした既存産業の高度化、新産業の創出を基本的方向としました。
プロジェクトでは、高輝度光ビーム技術による先端機能性材料の研究開発分野へのイノベーションを推進し、 固有の地域科学技術と産業発展に貢献します。
研究開発テーマ（実施機関）
フェムト秒パルス Yb:YAGレーザの開発
LD直接励起による高効率、高出力で数100fsの超短パルスYb:YAG固体レーザを開発します。
（分子科学研究所、福井大学、大阪大学、（株）松浦機械製作所 他 ）
多機能フォトンマシニングセンタの開発
短パルス固体レーザを搭載した、多機能なフォトンマシニングセンタを開発します。
（福井大学、理化学研究所、（株）松浦機械製作所 他 ）
高機能性薄膜と電子・光デバイスの開発
レーザー利用による超鏡面シリコン基盤記録媒体、長寿命HIDランプ、 超高効率太陽電池などの作製を目指した基盤技術を開発します。
（福井高専、福井大学、信越化学工業(株)、ハリソン東芝ライテック(株)、(株)オーク製作所 他 ）
高出力・超短パルスYb：YAGレーザの概観図
パルス幅数100fsで出力20W以上を目指し、 精密加工や薄膜作製などへの応用を図ります。
文部科学省科学技術振興事業団資料より抜粋
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