2000年の物作りコンセプトは
「変化とスピード!」

マツウラは「MAM72-3V」「LX-1」シリーズで――


 1980年代後半から動き出した、グローバル化は、スピードをますます速め、 1990年代のアメリカにおける情報ハイウェー構想などによる情報革命によって、 グローバル化に拍車をかけてきました。
この情報革命は、世界中に伝播されようとしている、インターネットシステムを中心として、 大きなネットワークになりつつあります。

 これらネットワークシステムは、私たちが想像を絶する変化とスピードで、世界中に拡大されつつあります。
そして世界の政治や軍事は勿論、産業や経済、あらゆる市場までをも変革させようとしています。
この変化とスピードは、世界中の物作りでも例外ではありません。
私達の基本となる工作機械を原点とした「物作り」にも、変化とスピードは、厳しく要求されています。

 例えば変化とスピードの真只中、情報革命の市場で一番良く私達にみえてくる、携帯電話です。
CADソフトなどソフトウェアの専門だったA社が、全く異分野の高速金型と試作成形分野へ転身されたことです。
それは「3次元CADデータを頂ければ、4日間で試作成形品を作り出します」というものです。
まさに時代の寵児である、携帯電話。
4日に新製品や新型が1機種生まれるといわれる「変化とスピード」の変化に激しい携帯電話の、金型を作り試作成形品まで仕上げる、 という「物作りの凄腕」こそ、現在の市場ニーズにあった、コンセプトを完全に満足させたものでしょう。

 「使い勝手の良さ」「使い易さ」を追い求めている、携帯電話の試作品作りに、一捻りした知恵と工夫がミックスされ、 更に変化とスピードに裏打ちされたことが、まさに現在から2000年以降の物作りの原点であり、コンセプトでしょう。


変化・・・MAM72-3V スピード・・・LX-1
 2000年のマツウラのコンセプト、キーワードは「変化とスピード」です。
マツウラは、「高速加工と変化への対応」を基本として今年は、ソリューションを提案。
変化のコンセプトには、「MAM72-3VS」や「MAM72-3VM」の5軸対応の「高能率生産のコンパクト加工システムシリーズ」を、 そしてスピードでは今年春から本格的に販売を開始する、リニアモータ駆動のMC「LX-1」を積極的に推進していきます。

 2000年は変化とスピードに挑みます。2000年のマツウラに注目、ご期待ください。


MAM72-3Vシリーズ

 マツウラが提案するMAM(MATSUURA ADVANCED MANUFACTURING)72-3Vシリーズは、JIT(JUST IN TIME)をテーマに、 変種変量・日替わりメニューに対応する高能率生産システムです。
 その特長は、
  1. 長時間無人運転 ……72時間(3日間)の連続稼動。

  2. ワンチャッキング・5軸/多面加工 ……段取り替えと専用治具の製作時間レス。

  3. 高速・高精度・複雑加工 ……高速主軸と高剛性の機械構造により、高速切削から重切削、複雑加工まで幅広く高能率加工を実現。

  4. 簡単操作 ……安全で使い易い、人に優しい操作環境を提供。

  5. 潤滑油レス ……主軸、案内軸は無給油を実現。環境保護とメンテナンス時間を短縮、 ランニングコスト節約に貢献。

  6. 省スペース ……MAM72-3VSで16m2
    • ATC60本が標準。オプションで60本単位の240本まで増設可能。
    • 主軸40〜12,000min-1。オプション8,000min-1 15,000min-1 20,000min-1
    • MAM72-3VSのAPC(自動パレット交換装置)は、40個がついています。
    • MAM72-3VMは、APC(自動パレット交換装置)が90個のもの(MAM72-3VM/90)、180個のもの(MAM72-3VM/180)があります。
    • 詳しい仕様や機種は、担当部門まで問い合わせてください。

LX-1
 今年春から本格的に販売を開始する、リニアモーター駆動による(3軸前軸とも駆動)、超高速・高精度のリニアモータMC「LX-1」。
早送り90m/min、切削送り30m/minの全3軸の超高速送り。
主軸には、マツウラ独自開発の600〜60,000min-1の超高速主軸を搭載して、新しい加工分野への可能性があります。
尚、詳しくは本マツウラNEWS!LX-1のページをご覧下さい。


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