No.123 ピロール農法 2003(平成15)年3月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第123回目は 、福井生まれで全国へ普及中の「ピロール農法」の話しです。

 聞きなれない「ピロール」とは、本来分子記号を指し、「有機の元」という意味です。
このピロールを活かした農法は、25年程前に福井で生まれました。
藻に代表される土の中にいる微生物「ラン藻」に餌を与え、土壌そのものを改良する農法で、 この農法で作られた米や野菜、果物は、おのおの「ピロール米」「ピロール野菜」「ピロール果物」といわれています。

 この農法によって作られたアルカリ性のミネラル土壌は、 農薬はおろか放っておいたら分解まで数千年もかかるといわれる、ダイオキシンさえも分解してしまう由。
この強い土壌で育った米や野菜、果物はミネラルや高ビタミン、高亜鉛、高カルシウム、弱アルカリ性などを十分吸収し、 食べ続けることによって、健康的でさらさらした強い血を作って、 身体を根本から頑健な健康体に直してくれます。

 この農法は、平成の平賀源内として「日本のヘソ福井・第119号」で紹介ずみの、 酒井理化学研究所主宰の酒井弥理学博士の研究を基本に、ピロール農法の普及に尽力されている、 黒田与作氏(ピロール農法研究所代表)の驚くべき熱意とたゆまぬ努力によって、福井で完成されたものです。
ピロール農法は一番重要な土作りと自然との共生、自然への感謝を基本理念とするもの。
福井が発明した日本一うまい「越ひかり」の米以上の、大きな発明の「ピロール農法」こそ、 地球環境の問題と私達の健康問題を一挙に解決する、21世紀の一大発明になるでしょう。