No.148 プロ野球
2008(平成20)年4月号掲載
福井は日本のド真ん中!「日本のヘソ福井」第148回目は、実は福井と密接な関わりを持つ「プロ野球」の話。
ペナントレースが始まったばかりのプロ野球。
毎日スポーツニュースで一喜一憂していらっしゃる方も多いのでは?
福井県越前市にある「ゼットクリエイト(株)」は、年間5万本の木製バットを制作する野球用品メーカー。
その中において、プロ選手が使用するバットは全てこのゼットクリエイト武生工場で製作しています。
プロ野球の秋季キャンプの頃から、選手ひとりひとりと打ち合わせを重ね、来シーズンに向けたバットの製作や調整にあたります。
長さやグリップなど「もう少し細く」といった感覚的な要望もあるため、選手とのコミュニケーションが大切だとのこと。
手で中心を合わせながら、回転する木を削って製作しています。
感覚が大切なため、作業は素手で行っています。
昨シーズン、セリーグ歴代最多の204 安打を記録した読売ジャイアンツのラミレス選手や阪神タイガーズの赤星選手、
ヤクルトスワローズで活躍していた古田敦也氏のバットなど…。
そうそうたる名プレイヤーのバットはここ福井から生まれています。
テレビやスタジオで観戦されるとき、打席に立つ選手が持つバットにご注目を。
今年も福井生まれのバットから多くの、ホームランが放たれることを期待しましょう。