No.130 長寿全国第2位の福井県 2004(平成16)年5月号掲載


 福井は、日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第130回目は、何でだろ?!「長寿全国第2位の福井県」の話です。

 男性78.55才、女性85.39才。
平成12(2000)年度に国が実施した調査で、福井県民の平均寿命は男女とも全国第2位に入っていました。
平均寿命で福井県男性は、平成2年の調査から連続して全国第2位。
女性も昭和40年代の20位台から躍進し、男女とも年々長生き傾向にあり、とうとう平成12年には女性も長寿全国第2位に入り、 男女合わせて全国長寿第2位の名誉を頂載した――次第。

 福井県健康増進課が集めた各種のデータから、長命の秘訣を探れば、1日あたりの米類の摂取量は男性248g、女性173gと共に全国2位。
イモ類の摂取量も男性94g、女性90gと男性2位、女性1位のトップクラス。
その他の食塩摂取量やたばこ非喫煙率、休憩・くつろぎ時間、睡眠時間などは、決して全国ランクの上位ではなく、 中位ですから「長寿の秘訣」には、ほど遠い。
こんなことから、福井県民はなぜ、長生きなのか、福井県は平成16年度から“長寿の秘訣”を多角的に調査分析し“長寿の謎”の真相究明に乗り出すようです。

 福井県は、平成5(1993)年から連続5年間「日本一豊かな福井県」と経済企画庁が発表しましたし、 福井市が「健康都市日本一位」にランクイン(朝日新聞社発行のフットワーク1983年7月号)、 また東洋経済新報社が毎年全国の都市を対象にした「住み良さランキング」でも福井市が連続トップクラスに浮上。

 このような調査からみますと、福井は安全で安心して住める生活基準がある町だからこそ、長寿なのでしょう。
明るく笑って元気で暮らせるよう、お互いに努めたいですね。