No.121 道路反射鏡(カーブミラー)の生産・日本一 2002(平成14)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第121回目は、 道路などの交通安全に役立っている「道路反射鏡(カーブミラー)の生産・日本一」の話しです。

 道路の交差点やカーブなどに、取りつけてあるカーブミラーは、 私達が道路を歩いたり自動車を運転したりするとき、何気なく見ているものです。
この何気なく見ている、けれども大変に役立っているカーブミラーが、福井県で生産量日本一。
ご存じでしたか――。

 安全を願う気持ち。この共通の願いを実現するためにカーブミラーは、国道・県道・市道をはじめ、 農道や林道などあらゆる道路で、そして工場内・駐車場・店舗と見通しのきかない危険箇所で、 私達の安全のために役立っています。
このカーブミラーは、福井市近郊のベンチャー企業「NACグループ」が生産しています。

 生産量のシェア70%のプラスチック製鏡面(カーブミラー)のほか、 カーブミラー製品類は40%のシェア誇っているNACグループ。
日本アドベンチャーコーポレーションの頭文字NACから、グループ名を命名しただけあって、 1970(昭和45)年の創業以来、プラスチック、エンジニアリングプラスチックやアクリル類を得意としている、 製造業ひと筋のベンチャー企業集団です。

 最近では、健康機能付浴槽(ヘルスパ)や、直径1.2mの大口径アクリルパイプなども手掛けるなど、 ベンチャー魂を発揮しています。
「小さなメーカーながら日本一・オンリーワンを目指す」という創業者、海道長NACブループ会長。
福井にも、こんな夢多い企業がありますよ。