No.105 国内初の銀行業務でISO9002認証取得
2000(平成12)年3月号掲載
福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第105回目は、預金、内国為替という銀行の基幹業務で、
福井銀行が「国内初の銀行業務でISO9002認証取得」の話しです。
情報化社会によるグローバリズムは、とどまるところを知らぬような猛烈なスピードで、
私達の職場や生活環境までも変革させられています。
そんな中にあって経済活動の中枢ともなる金融機関の役割は、さらに重要さを増しています。
また、それだけに金融機関を取り巻く環境は極めて厳しいものがありましょう。
そんな中で、福井に本店がある株式会社福井銀行では、「顧客重視の品質管理を実施し、
高い信頼度の達成をめざす」ことを経営方針として、国内の銀行としては初めて預金・内国為替という銀行の基幹業務において全営業店121店鋪と本部8チームが、
ISO9002の登録審査をうけ昨年11月に認証取得されました。
BIS(国際決済銀行)基準、債務格付など財務上の基準に加え、ISO9002導入により業務の観点からも、
グローバルスタンダード経営の実践に取り組まれた、同銀行。
この認証取得により顧客や投資家からの「信用」を「信頼」のレベルへ高められています。
創立100周年の同行が、私達に示した「“きちっと”仕事をし、改善する」──という言葉に、
同行の信頼される銀行をめざす全行員の並々ならぬパワーが秘められているようです。