本号の書き終わり
- 日本工作機械工業会から平成22年8月度の受注状況が発表されました。
8月度の工作機械受注額は859億円で前月比2.1%増となり、前年同月比は約2.7倍で、9ヶ月連続増加となりました。
内需は286億円で、季節要因もあり前月比は2.1%減、前年同月比は2.3倍。外需は572億円で前月比は4%増、前年同月比3.0倍となりました。
韓国、中国、アセアン諸国で電子機器関連産業や自動車産業の設備投資が好調で、アジアが外需全体の6割を引き続き占めています。
欧州は、バカンスや為替の影響もあって、欧州全体で24%減となり、回復の足取りが緩慢な市場となっています。
北米では、アメリカで一般機械や電気機械、メキシコは自動車で増加を示し、前月比7%の増加となっています。
- 急激な円高により、生産拠点をアジアに移行するとの大手企業の発表が相次いでいます。
そんな折、経済産業省の指導で国内の大手金型2社の統合が発表されました。
既に別の大手金型社がタイの自動車部品会社に買収されており、今回の統合で、日本の金型技術を守ろうとの意向です。
日本の伝統的なモノづくりがグローバルの中で危機に直面していることを象徴する話題でした。
- 次号は平成23年新年号となります。
管理本部ゼネラルマネージャー 上村 誠
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