本号の書き終わり
- 日本工作機械工業会から9月度の受注動向が発表されました。
9月の工作機械受注額は431億円で前月比35.5%増と3ヶ月ぶりにプラスとなりました。前年同月比は62.1%減と引き続き低調なままです。
内需は196億円で前月比52.8%増、外需は190億円で前月比23.8増の数字です。6,7,8月と受注は減少傾向でしたが、9月は大きくプラスに転じました。
しかし、依然工作機械業界はまだまだ厳しい状況です。今後の世界経済の改善に伴い受注回復に期待したいところです。
- 本号の6,7ページで紹介しましたが、この夏学生の職場実習や研修が多数ありました。
初日は緊張した面持ちですが、時間が経つにつれ顔つきが変わっていく姿を見ると担当者としても嬉しく思います。
福井県内では多くの高校生が県外の大学へ入学し、卒業後は、そのまま都会へ残ってしまう人材排出県となっています。
問題は、福井県内に彼らが魅力を感じる企業が少ないことではないでしょうか。
マツウラで研修を受けた生徒さんが、福井にもマツウラのように小粒で世界を相手にしている企業があることを知ってもらい、就職活動で福井にもがんばっている企業があることを思い出してくれれば、苦労が報われる思いです。
- 3回連続で品質工学の話題を取り上げました。
社内発表会では、技術だけでなく製造現場からも様々な課題が品質工学を道具として解決しようと努めています。
品質工学が社内の共通言語化の過程にあると実感しています。この不況を抜け、再び景気回復した場合に、市場が求める機能は変化しているでしょう。
その要望に応えるためには様々なアイディアを提案し検証する必要があり、品質工学がその判断基準になることが期待されています。
総務ゼネラルマネージャー 上村 誠
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