本号の書き終わり
- 日本工作機械工業会から10月の工作機械受注額が発表されました。
815億円と前年同月比で40%減となり、単月1000 億円超えの記録は53ヶ月でストップしました。
内需は365億円で前年同月比の42.1%減、前月比でも17.1%減と二桁のマイナスとなりました。
外需は、451億円で前年同月比の38.2% 減、前月比でも35.2%減と大幅に減速しました。
外需を地域別に見ると、アジアが前年同月比で35.7%、欧州が同49.8%、北米が同26.8%と全て厳しい状況となっています。
米国のサブプライムローン問題から始まった金融不安が実経済に影響を及ぼし設備投資意欲を大きく減速させています。
- JIMTOF2008 では会期6日間で17万人の入場者があり、11月1日(土)には過去最高の5万人の来場者がありました。
サブプライムローン問題直後だけに来場数が心配されましたが、予想以上の方々が来場されました。特別展示で東海大学の学生達が初めて参戦したル・マン24 時間レースの実車展示や精密時計の組立て実演が行なわれました。
また以前マツウラニュースでも取り上げましたが工場で奮闘する女性を題材にしたマンガ『ナッちゃん』のコーナーがあり、作者の“たなかじゅん”氏のサイン会も行なわれました。今回『ナッちゃん JIMTOF へいく』との特別冊子が作られ会場で配られ、工作機械をより身近に感じられる内容に手にした方々にも共感を得ていました。
- カメは、前にしか進むことが出来ません。膝が前に曲がっているから後ろに進めないということです。
「ウサギとカメ」の話では、ウサギが昼寝をしたため、カメが競争に勝ってしまう。カメのように小さな一歩ではあっても、前に進む限り必ず目的に到達することが出来る。
停滞さえなければ前進があります。先が見えない状況で平成21 年が開幕しました。
地道な努力の積重ねが必ず良い結果を持たらすと信じて新年をスタートします。
本年も宜しくお願い致します。
総務部長 上村 誠
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