コーヒーブレイク


超高性能電気自動車「Eliica - エリイカー」

 北陸最大級の産学官交流会「北陸技術交流テクノフェア2007」が昨年11月18、19日、福井県福井市の県産業会館で開催されました。
この展示会に最高速度370kmで走行できるリチウムイオン電気自動車「Eliica - エリイカー」が日本海側では初の出品となりました。
展示会前日の16日朝6時に会場に「Eliica」が搬入され時に展示ブースまでの短い距離ではありますが実際に走る姿が福井で見ることが出来ました。

 会期中も「Eliica」を一度見てみたいとの福井県内外から2日間で2万人近い来場者がありました。
テレビやインターネットなどで「Eliica」を見ており、8つのタイヤを装備しているので大型の車とのイメージを持っていましたがコンパクトで実用車そのものでした。
車体下部に15センチの空間に電池、インバータなどの主要部品を装備されており、 また車輪の中にモーターなどの駆動装置が組み込まれているので、想像以上の広い居住空間を実現していました。

 ガソリンが高騰する中、是非とも実現化して欲しいと思いますが、現在1台で2億円以上かかります。
低価格化のポイントは、リチウムイオン電池の製造価格です。
自動車メーカーだけでなく、他の業種でも大型リチウム電池の必要な分野があります。
住宅メーカーや家具メーカー、ビル建設メーカーなど集まりプロジェクトが進んでいるとのことです。

 近い将来にも市販化されるのではとの期待が持たれています。
自動車メーカー以外が作る自動車となる可能性もあり、大きな変革の匂いを感じます。


前画面へ戻る