♪ 舘野泉ピアノリサイタル ♪
感動のステージをマツウラが協賛


演奏中の舘野泉氏(写真提供:福井県文化振興事業団)

 脳梗塞の後遺症のために、左手のみで演奏活動を行なっているピアニスト舘野泉氏のリサイタルが11月17日、福井市の県立音楽堂で開催されました。
マツウラは、同音楽堂の協賛企業であり、また松浦社長は副館長を勤めています。
前号で紹介しましたが、福井県が勧める文化振興に協力するために、このリサイタルをマツウラは協賛し、チケットの斡旋などを行いました。
全席(600席)完売の状態で当日を迎えました。

 舘野氏は、平成14年にコンサート中に脳出血で倒れ脳性まひが残りましたが、平成16に復帰を果し各地で公演を行なっております。
今回福井県では、復帰後初のリサイタルとなりました。
リサイタルでは左手用に作曲された5曲を演奏。
バッハの「シャコンヌ ニ短調」を初め、舘野氏の為に作曲された「花の図鑑・演奏曲」、 またジャズをアレンジした「スケッチ・オブ・ジャズ」を左手一本で奏で、聴衆を魅了しました。
とても左手一本とは思えないダイナミックな演奏、また繊細なタッチに息をするのを忘れるほどの感動を受けました。
各演奏が終わると客席に深く挨拶される姿に、聴衆の熱い拍手が止みませんでした。

 アンコールで3曲演奏され、その2曲目に不自由な右手が鍵盤上にあり両手での演奏が行なわれた時には、 舘野氏の挑戦に聴衆の胸に熱き思いが込み上げてきました。
全ての演奏が終了し、挨拶される舘野氏に惜しみない拍手が送られ、ホール全体が舘野氏の暖かい人間性に包まれたリサイタルでした。


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