新製品紹介
新横形マシニングセンタ
「H.Plus-300」
新型「H.Plus-300 」はデザインを全面的に見直し、機能と美しさを両立させながら存在感のあるデザインにまとめました。
機能面では、Y軸ストロークを60mm延長し、より長尺物ワークへの対応を可能としました。
また、非切削時間短縮のためX/Y/Z軸の送り速度を60m/min(従来比1.2倍)とスピードアップし、
工具交換のときにドアとアームを連動動作(特許出願中)させることでATC(工具交換)時間の短縮を実施しました。
その他に、ATCドアの開閉方法を工夫することで従来機ではできなかったATCとAPC(パレット交換)の同時動作を可能にして、
一層の非切削時間の短縮を図りました。
工具交換装置は、サーボモータ駆動のドラム式工具マガジンを開発することで低騒音、低振動化を実現し、
工具割出し時間を従来方式と比べ最大60%短縮(従来比)することに成功しました。
任意割出しテーブルは、ダイレクトドライブモータ駆動とすることで最大送り速度100min-1(従来比2倍)を実現し、高速と高精度の両立を可能としました。
その他にもATC/APCに拡張性のある多彩なオプション群を準備しており、長時間無人運転への対応が可能となっています。
◆ 特徴
- Y軸ストローク60mm延長、Y軸ストローク; 560mm(従来ストローク; 500mm)
- 早送り速度(X/Y/Z)は60m/min、最大加速度(X/Y/Z)は0.93/ 1.28/ 1.06Gを実現
- 切削送り速度(X/Y/Z)は60m/min、最大加速度(X/Y/Z)は0.51/ 0.82/ 0.61Gを実現
- 主軸には、15,000min-1、JIS#40、AC7.5/15kW(連続/10分定格)の高速主軸を標準装備
- 工具本数の増加51本工具(従来機31本工具)
- 非切削時間短縮
6-1. 工具交換時間(チップ・ツー・チップ); 2.44秒(従来機; 2.9秒)
6-2. 新タイプ工具マガジンを開発(サーボモータ駆動方式を採用・工具割出時間短縮)
最長呼出時間; 3.2秒(従来機; 7.5秒)、隣接呼出時間;0.4秒(従来機; 1.9秒)
6-3. ATCとAPC同時動作可能
- ダイレクトドライブ駆動の任意割出しテーブル(オプション)を開発 最大送り速度100min-1を実現
- 万全の切粉処理システム
8-1. 傾斜角45度のZ軸スライドカバー (Wタイプカバー)
8-2. XタイプAPCドアの採用
- 拡張性(多彩なオプション)
9-1. 主軸; BT40 (20,000/ 30,000 min-1)にも対応
9-2. 工具マガジン; 120〜240本 (240本ベース)/ 120〜320本 (320本ベース)、360〜520本 (520本ベース)
9-3. パレットチェンジャ; PC5/ PC11/ PC15/ リニアパレットシステム
◆ 仕様
| 項目 | H.Plus-300 | H.Plus-300(従来機) |
|---|
| 移動量（X/Y/Z軸） | 500/560/500 mm | 500/500/500 mm |
| 最大ワークサイズ | Φ530×H760 mm | Φ530×H700 mm |
| 工作物許容質量 | 250 kg | 250 kg |
| 早送り速度（X/Y/Z軸） | 60 m/min | 50 m/min |
| 切削送り速度（X/Y/Z軸） | 1〜60,000 mm/min | 1〜50,000 mm/min |
| 主軸回転数 | 15,000 min-1 | 15,000 min-1 |
| 主軸端 | 7/24テーパ#40 | 7/24テーパ#40 |
| 主軸パワー | 7.5/15 kW | 7.5/15kW |
| 工具収容本数 | 51本 | 31本 |
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