コーヒーブレイク


伊野辺(イノベ)家の1日

 イノベーションで拓く2025年日本の確かな将来像を描き、それに向かって動く「政府のイノベーション25戦略会議」の中間報告が公表されました。
この報告書は、2025年の国民生活が、安全性や利便性の面を含めて、どう良くなるのかを示し、そのためのイノベーションを目指すのか等についてまとめたものです。
その中で、約20年後の日本の家庭風景をイメージした「伊野辺(イノベ)家の1日」として物語風に書かれています。

家族構成は、祖父:一郎(77歳)、祖母:正子(74歳)、父:直之(50歳)、母:由美子(51歳)、長男:大輝(22歳)、長女:美咲(17歳)、 そしてイノベー(5歳のロボット)の7人家族です。
朝起床すると、各自の部屋の26インチディスプレーに「今日の健康状態」が表示され、もし体調不良で投薬が必要な場合、 コンピュータに個人の遺伝子情報が入っているので、個人に合った薬を指示してくれる。

 直之が出勤。バス、電車を利用して自宅からオフィスに向かう。
バスはバッテリ充電型の電機自動車で、公共機関のバスはすべてこのタイプか燃料電池車になっている。
また最近、人工光合成技術などにより、CO2をエネルギー源として走る自動車も開発され実用化が期待されている。
通勤経路地域はITS(高度道路交通システム)が整備され、3年連続事故ゼロを達成。

 祖母の正子は、フラワー教室。ウェアラブル(身体装着型)端末機器を時計のバンド代わりに使用している。
この端末により道路に埋め込まれたセンサが自分の存在を車の運転手に伝えたり、突然倒れるような事態になった場合には、 緊急医療ネットワークに自動的に通報される。
またこの端末は、緊急防犯ネットワークにも繋がっているので、子供が事故に巻き込まれた際、アラーム通報に接した地域住民の連携プレーで、 警察が駆けつける前に犯人を取り押さえることがあった。
このシステムにより、日本の犯罪率は世界一低くなっている。

 一例を記述しましたが、他にも興味を引く事柄が多数あります。
日本の技術力の将来性を予測する上でも、一度アクセスしてみては如何でしょうか。
http://www.kantei.go.jp/jp/innovation


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