シカゴショーIMTS2006に出品
最先端加工技術で世界の注目を集める


 2006年9月6日〜13日までの7日間、アメリカはイリノイ州シカゴ、マコーミックプレスで開催されたIMTS2006(シカゴショー)にマツウラは、 最新機種7台を展示し、最新加工技術をアピールしました。
会場となるマコーミックプレスは、南館、北館、東館の3つの展示会からなり、展示面積は約20万uの大規模施設です。
IMTSショーは今年11月に東京で開催されるJIMTOF(日本国際工作機械見本市)、また来年欧州で開催されるEMOショーと並ぶ世界3大工作機械の見本市です。
マシニングセンタ、旋盤などの各種工作機械を初めとして、FA関連制御機器、工具類、産業用ロボットなど製造現場の有用な商品が一堂に展示されていました。

 今回のIMTSショーは、アメリカ国内の景気回復を受け、海外19カ国・1地域から1000社を越える企業が出展し、大変な盛り上がりを見せました。
アメリカは、航空機、建設機械といった重厚長大型の製造業も復調している状況です。
特に航空機産業では、ボーイング社を中心に次世代旅客機「787」を視野にいれた増産計画を打ち出していますので、 航空機エンジンや機体を構成する部品・部材加工に対応する工作機械の需要が高まっている中での開催となりました。



【本格的なデモ加工実演で好評を得たマツウラのマシーン群】

 日本工作機械工業会の会員企業は40社が出品しており、各社競って最新機種を展示していました。
IMTSショーの主役は"日本の工作機械"という印象を受けるほど、中心会場での日本企業が目立ちました。
主催者である米国製造技術協会(AMT)からも「日本の工作機械業界がアメリカの製造業の生産性向上に繋がっている」との発言が、日本企業を後押していました。

 マツウラはアメリカ販売総代理店メソッドマシンツール社の展示ブース内に5機種の最新鋭マシニングセンタを出品いたしました。
ブースの中央に、IRLで優勝したレースカーが展示され、来場者の注目を集めていました。
このレースカーのエンジンもマツウラのマシニングセンタで加工しており、アメリカ市場に浸透するマツウラブランドをアピールしていました。

 航空機産業、また医療機器などをターゲットとした5軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-35V」、「MAM72-63V」の2機種と、 今回世界初出品となった「MAM72-42V」を出展し、5軸加工機のパイオニアとしての技術力をアピール。
あるお客様は2日間来場され、MAMシリーズを念入りに見られ「MAM72-63V」、「MAM-42V」を複数台注文されました。

 その他にビジネスに直結する立形マシニングセンタ「ES-800V」と横形マシニングセンタ「H.Plus-300 PC5」の2機種と、別のEDMブースでは、 高精度加工をターゲットとしたリニアモータマシン「LX-0」を出品し実績をアピール。
更には5軸複合加工機「CUBLEX-25」は、自動車部品をイメージした部品を切削、旋削、研削と3つの機能を使った加工を実演しました。
この加工を見られたカナダやアメリカのお客様から「直ぐにでも購入したい」との嬉しい申し出がある程でした。

 マツウラの展示機は、全機種完売に近い状況で展示会を終了しました。
日本国内では、アメリカ景気の先行きを心配する声もありましたが、IMTS2006ショーを見る限りでは当分アメリカの景気は継続すると感じるものでした。




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