本号の書き終わり
- 日銀が6月3日に発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を表す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス21となり、
前回の3月調査に比べて1ポイント改善しました。
大企業の2006年度の設備計画は前年比11.6%増と、1990年度以来の高い伸びとなっています。
堅調な需要を受けて企業の景況感が改善し、積極的な設備投資につながっており、景気の回復基調が鮮明になっていると思われます。
同じく、日本工作機械工業会が発表した6月の工作機械受注実績は、前年同月比10.9%の1,276億6,300万円となりました。
連続45ヶ月前年同月比プラスは、過去最高に並びました。
単月1,000億円超えも連続26ヶ月続いています。
- 下期の工作機械受注動向は、上期と同じ高水準が予想されます。
主要ユーザーの自動車メーカーが2004年から2005年に大量の工作機械を受注したために2005年秋から現在まで受注の端境期にありました。
しかし、前回設備した工作機械が本格稼動をはじめ、自動車向けは本年9月ごろから回復すると予想されます。
また中小企業は生産性の高い設備を導入しなければアジアとの国際競争に勝てないので、
設備意欲は高いが、金融政策の転換が投資意欲にブレーキをかけないかが懸念されます。
- 前回のマツウラニュースのコーヒーブレイクでモーツァルトのことを取り上げました。
6月から開発系業務のフロアーにて昼の休憩時間にモーツァルトの曲を流しています。
シーンとした部屋に軽やかな曲が流れ、緊張した空気が和んでいるような感じがします。
モーツァルトの曲が人の心を癒すのではと期待しています。
- 今回のユーザーの取材では、両社とも若き社長の登場でした。
ものづくりの現場で、経営姿勢が継承されることを取材し、日本の製造業を支える中小企業の明るい兆しを感じました。
これからもマツウラニュースを通じて、若き経営者の方々のお役に立てればと思っています。
では、また。
総務部長 上 村 誠
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