好評を博した「GibbsCAM」バージョンアップセミナー
挨拶されたBill Gibbs社長
今回初めて開発元であるGibbs and Asociates社のBill Gibbs社長を招き、次バージョンであるV8.0に追加される新機能などに関するセミナーを開催しました。
9月21日埼玉会場、9月28日東京会場、9月29日名古屋会場、そして9月30日大阪会場と各地を回り、200名以上の参加がありました。
各会場とも直接Gibbs社長から開発方針を聞けるために熱気に包まれたセミナーとなりました。
初めに、山下登志雄事業部長から、「1991年から販売を始め15年となります。
2004年度は世界で100社ある販売会社の中で1位の販売実績を上げることが出来ました。
これも皆様の支援があって勝ち得た成績です。本当に感謝申し上げます」と開会の挨拶が行われました。
挨拶する山下登志雄事業部長
続いてBill Gibbs社長から英語で挨拶が行われ、Gibbs and Associates社で日本マーケットを担当するMeiko Honda女史が通訳を担当しました。
「マツウラ及びGibbsCAMの日本のお客様と、このようにお会いできたことを、とても光栄に思います。
CNCプログラミングに対して何が一番大事かを知っているのは、お客様です。
またお客様の意見は、GibbsCAMに採用する機能、改善のアイデアの大切な財産になります。
Gibbs and Associates社は、社長の私が製品デザインに関して積極的な役割を担っている点が特長です。
その為にも、社長である私が積極的に外へ出て、お客様と直接会っていくことが大切なのです」とセミナーへの期待が話されました。
引き続き「GibbsCAMの開発方針を是非理解していただきたい。
今やCAMの性能が工作機械の生産性を決めるほど重要な位置にあります。
製造現場では、一つの部品を完成させるために多数の工作機械を使用する場合もあります。
GibbsCAMは、それに対応すべく多くの機能を追加してきました。
またGibbsCAMシステムはハイエンドな金型製作CAMは目指してはいませんが、金型製作を行うお客様も多数あります。
部品加工また金型加工の両方に不可欠な機能の開発を優先しています。
またGibbsCAMの最大の特徴は、使い易さに焦点を合わせていることです。
必要な機能を追加することは重要ですが、それにより操作性が悪くなるのでは問題です。
追加する機能が、システム全体と一体化することを重要視しています。
GibbsCAMシステムの理想は "Powerfully Simple, Simple Powerfull"です。
この考えを基本に開発を続けます」と開発方針を述べられました。
最後に「お忙しい中、このセミナーに参加して頂き、またGibbsCAMを使って頂けることに、心から感謝申し上げます。
このセミナーを通じGibbs社、及びGibbsCAMに対して、更に理解を深めて頂いたことに感謝します」と締めくくられました。
セミナーでは、V7.7のバージョンアップ内容の説明がマツウラの橋本シニアチーフから、またGibbs社長からV8.0開発機能についての説明が行われました。
会場は開発される新機能を早く使いたいとの意欲に溢れるものでした。
最後にマツウラの下家チーフから"小技集"として、GibbsCAMを日々使う上で有効な操作方法が紹介され、直ぐ使える効果的なものとして喜ばれていました。
各会場とも早期のバージョンアップに期待する声が多く、新機能を早く使いこなせることが生産性向上また、競争力アップに直結することが確認されました。
工作機械メーカーのマツウラがCAMシステムの販売を開始して15年が経過し、着実にハードとソフトの両面からトータルソリューションを提供しています。
東京会場に集まられたお客様
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