本号の書き終わり
- カラオケ、トウフ(豆腐)、オリガミ(折り紙)、エキデン(駅伝)、カロウシ(過労死)。
いずれも、そのまま"国際語"として通用する日本語です。
最近、海外の新聞や放送で頻繁に登場する「TSUNAMI(津波)」もその一つ。
これは、日本が幾度も津波に襲われてきたことを示し、だからこそ、今回のスマトラ島沖地震・インド洋大津波の復興に向け、
日本の果たすべき役割は大きいと実感しています。
歴史を調べると、大阪・木津川の大正橋のたもとに、安政南海地震の石碑があり、そこには、当時の被災の模様と避難の方法、
後世への戒めが記され、末尾に次のように刻まれています。
「願わくば心あらん人、年々文字よみ安きよう墨を入れ給ふべし」と。
自らの体験を風化させまい、との先人の知恵に感動する次第です。
- 今回のユーザー訪問のNTS社では、生田目社長の夢を語る情熱に圧倒された取材でした。
IT関連のベンチャーがマスコミで良く取り上げられますが、ものづくりで確実に夢を現実に変えている成長企業を見て、
マツウラもそのお役に立てることはメーカとして光栄なことです。
生田目社長が「MAM72−63Vで再度大きな変革を起こします」との言葉に、工作機械メーカーとしての喜びもあり、
また責任の重さも実感しました。
- KTC社の「ものづくり技術館」の取材では、100人近い社員が設計に係わったとお聞きし驚きました。
入り口の傘立て、またトイレまで、あらゆる個所で、日本人が忘れかけた「おもてなし」の心配りを見ることが出来ました。
京都は古の日本文化を世界に発信し、同じ京都にあるKTC社は工具という未だに受け継がれる日本の知恵を世界に発信していることに、
企業の地域社会への貢献の一つの姿を見た思いです。
- 日々の業務の中での取材、執筆です。
まだだ未熟な個所が多いと存じますが、皆様の応援が励みです。
お読み頂き感謝申し上げます。
では、また―。
総務部長 上 村 誠
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