改革へのアプローチ―
マツウラのテクニカルソリューションが花開く


光程・工程革新 光/5軸/高速高精度加工イノベーション

 「"モノづくり"で豊かな未来を実現」を統一テーマとした、JIMTOF2004(第22回日本工作機械見本市)が、 平成16年11月1日から8日までの8日間、東京都有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されました。

 ヨーロッパで開催されるEMO展(欧州国際工作機械見本市)と本年米国シカゴで開催されたIMTSと並んでJIMTOFは世界3大工作機械関連の展示会で、 世界中の生産現場から注目を集めての開催となりました。

 本年のJIMTOF2004は景気好況の中での開催で、前回を大幅に上回る147,251人の来場者がありました。
各会場は最新情報収集のみでなく、実際の設備検討を目的に来場される方も多く、熱気溢れる期間となっていました。


具体的な商談にはずむ来場者

マツウラブースは常に盛況 随所に新しい試み

 マツウラブースは黒色を基調にしたヨーロッパ風のレイアウトを実現し、来場の方々に詳細に見学できる環境を実現しました。
またブースの場所は東館2ホールの入り口に位置し入場しやすく、終日お客様が絶えない状況でした。

 マツウラとして初の試みとして、5軸制御立形マシニングセンタMAM72-73V PC6をトータルガードを取り外して出品。
5軸加工の複雑な動き、またマツウラの作りこみの技術を直に見れる工夫を実施。
来場の方々から「マツウラのものつくりの技術を細部に認識でき、高精度の理由が納得できた」とのコメントもありました。
またブースの一角にプレゼンテーション専用コーナを設置し、専属の女性説明員によるマツウラの新技術を大型スクリーンを使って正確な情報発信を実施。
マツウラの最新技術を幅広く、また正確に伝えていました。


トータルガードを取り外したMAM72-63V PC6

5軸加工機のラインナップを勢ぞろい

 「日替わりメニュー」「変種変量」生産の連続無人運転対応の5軸加工機として、 国内外で好評のMAMシリーズから新機種MAM72−25V PC2(2面パレット)、MAM72-63V PC6(6面パレット)と5軸リニアモータマシンのLX-0 5AX(12面APCシステム付)を展示。
大量生産から多品種小ロット生産、また試作の連続生産等、大きく変化する生産現場の環境にフレキシブルに対応する一つの方法として マツウラが長年提案してきた5軸加工での連続無人運転システムがマツウラブランドとして確立しました。

光程革新の金属光造形複合加工機も実用レベルへ

 前回のJIMTOF2002では参考出品であった金属光造形複合加工機も改良とコスト削減を実施した「LUMEX 25C」を展示、実加工を行ないました。
また複雑なコネクター部品、自動車部品、電子部品などサンプル品に多数の方々が興味を持って見学され、更なる実用化への期待が高まっていました。
本機の特長である深溝加工で作成された金型で製作したカブトムシサンプルを配布し、本格稼動を印象付けています。

CAD/CAMシステムも含めたトータルソリューションの提案

 マツウラが進めるトータルソリューションの一環として販売をしているGibbs CAMシステム、EUKLIDシステムをブースの全面に押し出し、 ハード及びソフト面でもマツウラのもつ技術力を発信しました。
Gibbs CAMシステムはマツウラが取り扱いを始めて14年目に入り、1,000台以上の納入実績で確実な地位を確立しています。
専用ブースでは多数の方々が新バージョンの機能を体感される姿が多く見られました。



 松浦社長はJIMTOF2004を総括し「若い人材に運営を任せ、今までにない感性での展示が行なえた。 展示方法またプレゼンテーションもお客様サイドに立ち理解しやすく、また対話が進んでいた。 ものづくりに対するマツウラブランドを明確に提示し、将来マツウラが進む方向をお客様と共有できたのではないか。 マツウラはこれからも高速加工、5軸加工システム等、変化を創造する商品開発を続けていきたい」と語った。


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