- 案の定、この年末年始は穏やかな天気でしたが“つけ”が一度に来ました。
名門大学ワンゲル部の雪山遭難が、福井と石川県境で発生、自然の厳しさを思い知りました。
が2〜3日あと、20℃を超すポッカポカ陽気に。
“梅は咲いたか桜はまだかいな”ならぬ“梅桜桃の三名花”が一斉に開花しそうな気候に。
自然の異常さは今年も続きそうです。
- 今年こそ明るさを予感する、との観測が多くなりました。
我が業界も受注額で、前年同月対比連続20ヶ月余りの純増。
でも又候、需要急増でメーカーは勿論、軸受や鋳物・NC装置などサプライヤーも天手古舞い。
即納に近い短納期を要求され、いささか当惑気味。
価格が戻らねば“天下の宝刀を思い切って引き抜くことも考える時か”と本音もチラリ―。
- 今年の仕事始めで“10年以上経た機械でも、保守部品を供給しメンテナンスできるように考えねば”と松浦社長。
良心あるメーカーと安心して使える、信頼関係の時代を先取りすることが大事、と。
そういえば私が貰ったドイツ製万年筆の保証書には、堂々と“永久保証”と謳っていました。
たかが1万円余りの身近な万年筆ですが、物作りへの“こだわり”に驚きました。
まして工作機械は、当然と。
- 待ちに待った景気浮上も、昨年第4四半期のGDP年換算で、実質6.4%成長と驚きの実績値が公表、いよいよ間違いなさそうです。
さて、これからどうなるのか。
教科書や大学など机上で理論武装した“形式値”とは違う“暗黙値”、すなわち経験値や現場から嗅ぎ取る“ドタ感”による私見と
試見の「2004年日本経済の予測」を本号でまとめました。
ご一読を。
- Matsuura NEWS!は、1982年9月創刊から22年余り、本号で通し130号を数えました。
このたび区切りも良いので、編集責任者が総務部長の上村 誠に次131号から交替します。
一人芝居で一手引き受けの編集発行が出来ましたのも、数多くの激励や声援、そしてご指導の賜です。
有難うございました。
創刊から130号までの延べページが1492ページ、記事量は写真や転載ものを除いて400字詰原稿用紙換算で5,000枚超。
発行部数10,000部強の、マツウラからのラブレターを、2ヶ月に1回の割で毎号約8,500名のマツウラファンに直送―。
- 重ねてご指導、ご高配の皆様方に有難く感謝申しあげます。有難うございました。
では、これまで―。
渡辺清一
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