◆◇ ハードからハートへ ◇◆


「気働らき」が業績向上の決め手

 いま業績の75%は「心の知能指数:気働らき」で決まるといわれています。
組織を動かす原動力であり、潤滑油でもある人それぞれの感情指数(EMOTIONAL QUOTIENT)は、 日本語でいう「気働らき」に置き換えられます。
気働らき、という言葉は使わなくなって随分たったようですが、優れた業績を挙げるための要因の75%が「気働らき」といわれはじめました。

 バブル崩壊後の不況やリストラ後遺症で、いままで日本経済は疲弊しきっていました。
そんな中で、働らく人々の感情面や心理面を軽視した企業は、成長力が弱まってしまいました。
そして今、また日本の永らく受け継がれてきた伝統的な価値観でもある「気働らき」により、 組織の活力と人々のやる気が、よみがえりつつあります。
それは、今日、厳しい状況下にありながら高収益を維持しつづけている企業群を検証すれば歴然といえます。

 チームで成果を挙げることが求められている今こそ、EQが企業の業績向上の武器になります。
もう一度「気働らき」「和」「誠」「心」といった、日本人の特質を活かす努力を始めるときと思います。
人々は「誠」「心」「気働らき」「和」など、つきつめれば「企業トップの誠」という哲学があってこそ、企業の業績は上向くのでしょう。
目には見えない「気」「ハート」が、大きな力となって―。


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