- 本年4月に2004年中小企業白書が発表されました。
今回の白書では第2部「中小企業を巡る新しい動き」の第1章の見出し「新しい価値を創造する、多様な中小企業」という表現で、中小企業の無限の可能性を強調。
その中で「多様な中小企業が、近年の経済停滞にもかかわらず、健康、環境等に関連するニュービジネスを次々と創出し、
新しい豊かなライフスタイルを実現している。
また経済発展の源泉としての技術進歩においても、中小企業が高く貢献していると」記述しています。
- 第3章では「高齢社会と中小企業」として中小企業の事業継承について分析しています。
経営者の高齢化が進む中、円滑な事業継承のために継承者本人の準備・継承後の新しい試みへの挑戦が重要と。
今回黒田機型製作所様を取材して、正にこの白書に示す通り、常に変化を自ら創造し、進化する企業であり、
また事業継承時の苦労が黒田社長のリーダーシップの基本と実感しました。
今後もマツウラニュースでは事業継承され、奮闘されている企業を多く紹介してまいります。
- 江戸時代の測量家、伊能忠敬が1800年に作った「大図」と呼ばれる日本地図の復元図のフロア展が、
北海道釧路市観光交流センターで開かれたとのニュースがTVで放映され、その大きさと完成度に感動。
伊能忠敬は49歳から19歳年下の天文方の高橋至時に入門。
天文学、暦学を学び、蝦夷地測量を始め、実測図「大日本沿岸海輿地図」と呼ばれる最終図を完成させています。
50歳前後からの学習とその大事業は、現代の中高年の方々を大いに勇気づけると思います。
独学で49歳から新しい技術を学び、大きな成果を残したのです。
現代人も新しいことに挑戦する勇気をもつ必要があるのでしょう。
その為には普段から好奇心を持って、少しでも自分を高めていく努力が必要なことを伊能忠敬は我々に思い知らせているのでは―。
- 5月号の発刊を終え、ほっとする間も無く7月号の編集。
伊能忠敬に習い、新たな挑戦を続けたいと決意しています。
今年は例年以上の猛暑ですが、ご自愛の上、ご活躍のほど、お祈り申し上げます。
総務部長 上 村 誠
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