松浦共栄会 総会・研修会 11/10
「朝倉文化は日本三大文化のひとつ…」
県立朝倉氏遺跡資料館・青木館長が
―会長に西村氏・副会長に岡島氏―
西村 明・新会長
マツウラの資材や部品の納入業者、ならびに関係協力業者など主要63社で組織の松浦共栄会は、
昨年11月10日第23期定期総会を開催しました。
総会は土橋会長が議長となり、第22期事業報告と収支決算報告、ならびに第23期事業計画案と収支予算案について、それぞれ原案通り承認可決。
また本総会で任期満了となる全役員の選任に入り、新会長には副会長の西村 明氏(株式会社ニシムラジグ社長)、
新副会長に会計の岡島和憲氏(株式会社エフワイ運輸機工社長)、
新会計に浦 岩生氏(株式会社ウラテツ機械社長)など、新しく10名が就任しました。
(別掲・新役員一覧のとおり)。
引き続きマツウラの松浦社長から「マツウラ製品へのコスト低減と品質向上実現」で株式会社ニシムラジグの西村 明社長に、
「弊社製品の購入による販売貢献」で株式会社サンエー精機の山本利也社長とNSKプレシジョンの小林秀一社長の会員会社三社三氏に、
おのおの感謝状と記念品が贈呈されました。
青木 豊昭・館長
恒例の共栄会総会記念研修は、午前9時10分から正午まで、二つの研修講座が開講。
第1講は、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の青木豊昭館長から「戦国大名・朝倉氏の興亡に学ぶ」と題して、
北陸は越の国(越前・越中・越後)の中心である越前、朝倉氏の繁栄と歴史を紐解きながら朝倉氏の5代にわたる繁栄と滅亡は、
何故生じたかを、朝倉遺跡や資料に基づき解説。
「朝倉氏が天下を覆すほどの勢力を持ちながら滅亡したのは、勢力が大きくなりすぎたからに外ない。
この強大な朝倉氏の華麗な文化は、日本の3大文化のひとつといわれるほどで、数多くの遺跡や資料が残されている。
朝倉氏は、その頃の常識を否定した家来の処遇や政治、風俗などの生活にもあらわれていた。
また当時から個人の能力や忠節による人材の登用など、今後教えられることも数多い」と話されました。
第2講のマツウラ松浦正則社長からは「欧州工作機械見本市と工作機械業界展望」をテーマにして、
2003年10月に開催されたEMOミラノ2003展や欧米の二度にわたる出張からの概要を報告。
肌で感じた私見として「昨年春にイラク攻撃とサーズという大きな出来事があったが、意外と早く終息し、
世界全体の景気は思いのほか着実に回復しつつある。
特にEU市場は人口5億人強の巨大市場への胎動がみられ、民族や宗教など難しい面もあろうが、面白い展開になると思う。
アメリカは2004年秋の大統領選挙を注目することで、今秋にはやや注意も必要と思う。
日本は1990年から10〜12年も苦しんできたが、生き方をしっかり握った業界や企業が業績を伸ばし、景況感も良くなっている。
ただ従来と同じことをやるのではなく、中身をとことん変革して生きる方途を見極めることが大事と思う」と報告。
「何より自分を見つめ、自助努力あってのこと。
今回、会員3社に感謝状を贈呈したが、会員各位もそれに習うなどして前を向いて自助努力を忘れずに、お願いしたい」と締めくくりました。
松浦共栄会 新役員(任期2年) |
会 長 | 西村 明氏(ニシムラジグ社長) |
副会長 | 岡島 和憲氏(エフワイ運輸機工社長) |
会 計 | 浦 岩生氏(ウラテツ機械社長) |
同 | 神戸 久信氏(マツウラ取締役) |
役 員 | 奥田 篤氏(奥田精工会長) |
同 | 宇野 秀昭氏(宇野歯車工業社長) |
同 | 今村 善孝氏(大電産業社長) |
同 | 坪田 正武氏(ジェスクホリウチ部長) |
同 | 土橋 信夫氏(ツチハシ社長) |
監 事 | 宮下 英夫氏(三興電機製作所社長) |
松浦共栄会会員会社で、平成15(2003)年中にISO(国際標準規格)の認証を取得された会員は、次の通りです。
奥田精工 | ISO 14001/2003年2月28日取得 |
ISO 9001/2003年10月25日取得 |
ジェスクホリウチ | ISO 9001/2003年7月23日取得 |
大電産業 | ISO 9001/2003年9月13日取得 |
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