- 10月下旬並みの肌寒い今年の旧盆に見舞われた日本。一方の欧州各地は、熱波攻め。
そしてアメリカとカナダの北東部では、5,000万人も影響したという大停電。
都市機能と人間が生活するための機能を完全にマヒさせる思わぬ事故。
さらにパソコンにはMCブラスト・ウイルスが入り込むなど、毎年この8月中旬は予想だにしなかったことが何故か起きます。
もう少し神仏を信仰せよと先祖様から告げているようですね。
- 景気が上昇しつつあると公式発表されたと思えば、日本の株価もウナギ昇り。
「実感が伴わない景気上昇」「株価上昇は米国投機筋が買ってるだけ」と日本の評論家やアナリストの声が大きく巾を効かす。
しかし8月から9月にかけて日経平均株価が10,000円を超え、東証株価TOPIXで1,000を超えだすと、何だかんだとアト講釈。
- しかし今年の動きは、大きく違っているようです。
あのバブル期の東証株式取扱高が、10億株を連続25日間にもなった6月28日で、底入りが確定し景気の先行指標の旗幟が鮮明に。
そして9月に入っても、取扱高株数が10億株を超えることが連続しており、
案の定にも工作機械受注も前年比で10ヶ月連続増加し、最近では25〜35%も増加。
この実績に対して、予測は全く当らず。
日本のエコノミストやアナリストたちのこんな予測や分析で、何が情報社会か、Eメール社会かといわれそうですね。
バーチャルな画面しか見えない、判断しない今こそ私達は、もう一度、足元と現場を見直さねばならないでしょう。
誰かが言ってましたよ。「機械にたよるな、自分の五感を信じて現場を歩け―」と。
- 時代に取り残される、といえば大抵の議論に勝てる今。
国家も企業も今や改革の嵐。
その一つに時代の流れとして当然のように、給与制度の年功制から成果制への変革。
でも、その評価が正しくされるかが、大きな問題になっています。
あまりにも目先の利益に捕われ過ぎることも、そして評価者へのゴマスリが今になって横行し出しているとか。
いかに公平に公正に評価しようとも、評価する人も人の子。
この評価も、双方が信じて五感で評価するのも、また意外に的を射た評価になるのかも。
人間不信という破滅に向かって突き進んでいるようで、恐い時代になりそうです。
- Matsuura NEWS!平成15年5月号から、新企画「FOCUS人」を新設。
檜舞台に出ていない実力派で地道に精励、努力されている社内外の方々に、スポットを当てるコーナー。
今号は5人の特級技能士です。
- 鯖江特産のめがね枠メーカー、福井光器株式会社様を訪ねた「ユーザーを訪ねてNo.113」は、チタン材を採用したリーダー企業です。
先代社長の故木村賢治さんには、生前に公私とも随分、可愛がっていただいたことが、昨日のように思い出しました。
では、また──。
渡辺清一
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