◆◇ ハードからハートへ ◇◆
スロー・スローも又、いいもんだ !
最近、「スローフード」「スローライフ」「スロートラベル」「スローメール」など、
「スロー」が頭につく言葉が流行しています。
自己流で解釈すれば、スローライフは他の物の食材や伝統的な郷土料理を見直し、
旬の食材を旬に食べるなど自然の摂理に合った食事をすることでしょう。
またスローライフは今の世間一般常識や尺度・固定観念、あるいは年令などにとらわれず、
人それぞれの生き方・生きがいを楽しむこと…でしょうか。
さすればスロートラベルは、何が何でも新幹線ののぞみやひかりなどの特急を使わずとも、
ゆっくりのんびり各駅停車の鈍行列車の旅行でしょうし、スローメールは、何が何でも電話やFAX、
そしてEメールを使わずとも、はがきや手紙などで、自分の思いを自分でしたためしっかり確実に相手に伝えること…なのでしょう。
世の中、すべてが狂ったように、スピードを競い合うという考え方そのものが、「何か可笑しくない」と見直しする。
そんな気運が生まれたようです。
それは食べ物でも旅行でも生活スタイルでも、相手に伝える手段でも、また同じです。
心から「ありがとう」という感謝の言葉、元気な「はい」という返事などは、
正にいま「目からウロコが落ちる」ほどの新鮮さを感じるのは、私だけでしょうか。
病院でも市役所でも、銀行でも自分の名前を呼ばれて「はい」と元気な返事をしたり聞くと、こんな感じがします。
こんなことも、急ぎすぎて忘れていた「心の問題」だと思いませんか。
「ありがとう」と言いたくなったら、その場で「ありがとう」と。
言い忘れたときは「はがき」一枚に、ほんの一行でも、ひとことでもいい。
ありったけの思いでペンをとれば、それは「ありがとう」以上の温かい気持ちが、きっと伝わります。
Eメールやコンピュータ時代だからこその、心のこもった、ハートの温かいものになりましょう。
何が何でもと思わずに、一歩身を引いて考え見直してみるのも、今の世の中だからこそですね。
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