- 9月に入っても朝晩は別として、日中は猛烈な暑さが続く毎日。
暑気は例年とは比較にならないほど異常な今年の夏でした。
でも早、早秋の9月、いよいよ実りの秋になりました。
とは言っても、今年は7月に大型台風が二度も本土を襲い、大きなダメージとなり個人消費も大きく予想がはずれたとか。
- 欧州ではイギリスとドイツで、はやばやと工作機械展が5〜6月にかけて開催されました。
今秋のビッグ展開催に先駆けたローカル色豊かな展示会でしたが、
欧州の市場動向を予測するには絶好のものでした。
そして9月4日から開催のIMTS・通称シカゴショー、
引き続き10月28日からは東京ビッグサイトでJIMTOFが開催されます。
いずれも今秋開催の工作機械展は、世界のビッグショー。その成果が、気になります。
- 先日トヨタ自動車の渡辺副社長がセミナーで「日頃気をつけていること」として、
肩書きや過去の成功体験、過去の人脈では、絶対に勝負しない…と話していました。
世の中が変わった、時代が変わった、と訳知りの発想で対処している私達にとって、
この言葉は「ずしりとした」価値がありました。
さらに、非連続時代にあって過去にとらわれない柔軟な舵取りが、大事であることも教えられました。
- 「21世紀はドッグイヤーより、もっと速いインセクト(昆虫)イヤーだ。
1日単位で全てを見直すべきです」とはガン保険で急伸した外資系生命保険会社のトップの言葉です。
トップから社員まで、日々改革改善あるのみ。
ただ改革と破壊とは紙一重、一瞬たりとも決断を躊躇できませんが、
リスクとリターンを見極めないと、元も子もなくしてしまいます。
- この決断は、最終的に人間が決めるもの。
そんな中から最近では、開き直り現象が見えてきました。
座して死を待つのなら、との思考から出ているのでしょうが、やはり感性と実行力、
現場の実態把握などが決断を正しくさせる決め手になりそうです。
- Matsuura NEWS!創刊20年に際して、各位から数多くの激励やお祝いの言葉を頂きました。
重ねて厚くお礼申し上げます。
では、また──。
渡辺清一(専務取締役)
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