- 今冬は気温が高く暖冬でした。
その勢いが、梅や桜の開花にも影響したようです。
福井の桜は、昨年より10日早い3月26日に開花宣言しました。
また4月1日は5月末なみの23℃、4月15日は7月なみの27.4℃に急上昇。
異常気象は今も変わらずです。
その上、花見時の霞がかったような、何ともいえない春独特の現象の正体は、
中国からの黄砂が原因とは、驚かされることばかり。
花粉症と相まって、この春は大変でした。
- 日本経済は「景気が良くなる直前、夜明け前が真っ暗なことは昔から立証ずみ」
と元気で強気な発言や現象も、どこからか見聞きできます。
一方「ペイオフ」をきっかけに、マスコミが金融危機を煽りすぎますと、
些細なことで大問題を引き起こしかねません。
注意したいものです。
- オランダ在の長岡明男(マツウラ前副会長)さんから、
「日本はもうマスコミで国際統計上には顔を出しても、国際記事には出ない国になりましたよ」
と気になるレポート。
欧州から見た日本は、正に顔の見えない、いや顔がない国になったのでしょうか。
そういえば、日本の評価を「2ランク格下げする検討に入った」とは、著名格付機関の言葉。
世界第2位の経済力を持つ日本が、25、6位の国と同程度か、それ以下の評価。
世界から評価されている日本そのものに、私達は瞠目せねば。
- この4月、東京と大阪の見本市に初めて出展のマツウラは、景況変化の予兆を僅かながら実感できました。
それが景気浮上のシグナルか、どうかは別として、その変化に注目したいですね。
これまでの経験から推計すれば、連休明けに上昇・降下と大きく変化することは確かです。
先日訪問しましたユーザー様も、そんな事を話していました。
「連休明けの納期の仕事が、多いか少ないかを景気のバロメーターにしているんです」とは、
正にゴールデンウイークならぬ、ゴールデンポイントですね。
- これからの企業理念は「ロマンとソロバンを兼ねた発想をしなければ生き残れない」と喝破した経済人がいました。
実業に裏打ちされた、確かな洞察力に感服。
では、また──。
渡辺清一(専務取締役)
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