マツウラで5週間のインターンシップ

民間企業派遣研修制度で、経済産業省の若手エリートが――



田村英康さん

 この9月3日から約5週間、マツウラ本社で経済産業省2年目の若手エリート事務官、 田村英康さん(25才、東京大学経済学部卒)が「民間企業派遣研修制度」の研修を受講されました。
この制度は「中央省庁と異なる企業の経済理念や効率的、機動的な経営手法の実態に触れ、 学ぶことにより、産業界の現状やニーズを理解し、 これを今後の経済産業政策に適切に反映させていくこと」を目的にして、1996年に新しくできた制度。

 明朗な好青年の研修生、田村英康さんは経済産業省通商政策局通商機構部公正貿易推進室で活躍中の若手事務官。
マツウラは、4年前の1997年秋、この制度で受け入れた通商産業省の竹廣克さんについで、 2人目のインターンシップ受け入れです。

 この5週間に、田村英康さんは福井本社と武生工場で「中小企業、特にグローバルに展開するモノ作り企業の実態を肌で直に体験」し、 さらに東京フォーラムセンターで開催の「ジョイントメーカーによる、先端的超精密加工技術ホームショー」や 東京・大阪・京都における、工作機械の販売活動に参加されるなど積極的に行動。

 田村さんは、「マツウラ社員と同じ午前8時前に出勤し社員と行動を共にしましたが、 落差は全く感じませんでした」と、約5週間の研修生活を振り返っていました。

 研修最終日の10月4日に、約1時間強インターンシップによる体験について、 担当した役員や責任者と歓談され、次のようなコメントを話されました。

 「東京のドマン中のオフィスでは、企業の取り巻く問題や深刻な業況など、 全くわからないことが、今回の現場体験により肌で感じることが出来た。
役所との感覚的な落差はなかった。
むしろ良い意味で、マツウラは風通しが良いし、技術と経営のバランスがとれているように思う。
工作機械の技術を他の分野に、製造業だけでなく大学や研究機関などと事業や技術展開できないか、 これから私も考えてみたい」。

 さらに、田村さんはマツウラで学んだこととして、
1)常に「何を誰に売るか」を考える。
2)どこに売れば「他」にも売れるかを考える。
3)長期的な目標を持ち、そのために何をすべきか考える。
4)信頼され、儲けられる国を目指す(そのために「他の産業と結合した製造業」とすることが必要)
と、素晴らしい言葉を残されて、帰京されました。

 研修は10月4日までの短期間でしたが、福井という地方都市で輸出に70%近くを依存している、 特異な中小製造業での体験が、若きエリート官僚の将来の血や肉となりますよう期待しています。
「もう少し期間があれば、もっと勉強できましたね」とは、 インターンシップ受け入れのマツウラ側と、田村さんの共通の思いでした。


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