- 今夏は観測史上空前の猛暑でしたが、秋も深まり自然は確実に巡っています。
あまりの暑さに、今年の紅葉は…と思っていましたが、見事な彩りを楽しませてくれました。
そんな大自然の恵みとは関係なく――。
- 考えもしなかった大事件が発生しました。
米国の政治・国防・金融・経済の中枢を狙った、9月11日の同時多発テロ事件。
米国の本土を襲った、初めてのテロだっただけに、その衝撃は大きくて、世界の動きは一瞬に停止。
世界中が沈思黙考して、はや2ヵ月たってしまいました。
- 米国を中心に動いていた世界が、大きく転換しようとしています。
宗教や民族、そして幾多の戦いや紛争などの歴史を見るまでもなく、世界の潮流は大きな転換方向を、探っているようです。
日本の産業や経済への影響は甚大であり、そして物作りビジネスの私達の企業環境も、激変の波にさらされています。
- 活動の原動力であった、資本主義経済体制・市場主義を世界中が注視している今――。
グローバルスタダードという名の、実質的にはアメリカンスタンダードを世界中に押しつけてきた、9月11日までと12日以降では、明らかに潮流に変化の兆しが出ています。
- 21世紀のスタートを切った今年は、米国テロを筆頭にして、私達の足下などでは予想だにしなかった狂牛病の発生など、思いもしなかったことが連続して襲ってきました。
それとは反対に、雄大な自然は、私達の病んだ身体や心を、時間をかけながらも確実に癒してくれることは、農耕民族の私達が身体で体験して良く知っています。
- そうです、11月は豊かな収穫の秋でした。
福井の旨い地酒を片手に、福井が生んだ全国ブランド「焼鳥の名門・秋吉」で、焼鳥をたらふく食べれば、癒しの加速もつきましょう。
いや忘れていました。
海の幸、山の幸、そして里の幸も福井の秋は旨いものばかり。
- いろんな事があった今年も、あと2ヵ月たらず。
来年こそは、良い年になるよう祈るばかりです。
今年の教訓を忘れずに、あらゆる工夫と努力をおしまず実行して。
では、また──。
渡辺清一(専務取締役)
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