- 今年も4月初めの7日から8日にかけて、福井の桜も満開、桜花爛漫ですね。
春の息吹が肌で感じるこの季節は、入学や進学、そして役所や会社の会計年度が変わり、転勤などもある頃です。
- 何人もの方々が、今年も転勤し新任のご挨拶を頂戴いたしました。
そして転勤された方々から、丁重なご挨拶状を頂きます──
「ラッシュの電車を地下鉄に乗り換え、ビルの中。青い空がありません。今でも美しい福井の風景が目に浮かびます。・・・・・・」
福井の思いを胸に、新任地で、さらなる精励を願わずにはいられません。
- 1年前までの熱狂は何だったのか。
IT革命によって新たな成長段階に突入したはずの世界経済は今、ほぼ同時に調整局面を迎えています。
この調整局面が意味するものは何でしょうか。
- 1年前はあり金すべてを株式投資しないのは、バカと言われたが今、株式投資がこんなにリスクが高いと思い知らされているのが、
アメリカの投機家筋。
景気は永遠に拡大を続けるという幻想が常識だったはずなのに。
- 1年前は世界4極の同時好況という、いわば大吉いや大大吉だった。大吉があれば大凶もあるのは、世の常。
その大凶が、まさに今、我が工作機械業界に出没した。
──など1年前の三大現象を、言葉にしてみました。
こうみてきますと、4〜5月は世の中が大きく変わる節目であるように思います。厳しい冬から、心も躍る春に変わる自然現象と同じく、
大変革の節目。
それがまさに今、なのでしょうね。
- アメリカの景気回復パターンをU.V.Lと表現していた先号本誌のシングルorダブル欄の結論も、
いよいよUからLへの回復が当選確実になったようです。
大きく変革することが、今だとすれば、自民党の総裁選も大きな変わり目で、思いもよらぬ小泉さんが圧倒的な強さで、動き始めました。
- 変わらなければと、皆が思い考え動くのは大変良いことでしょうが、変な熱病にかからないよう、
せめて私達だけでも冷静な行動をしたいものですね。
では、また ──。
渡辺清一(専務取締役)
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