賀状「添え書き」名作選
正月に欠かせないのが、元旦に配達される年賀状。
今年も自宅や会社に届いた殆どの賀状は、日本国郵政省調製の宝くじ付のもの。
最近はパソコンやワープロで、表書きの宛名は勿論、本文も「いかにもきれいな仕上げ」が多くなってきました。
こんな賀状ばかりでは、味も素っ気もありやしません。
でも嬉しいことに、差し出した方からの心意気が、直筆で書かれた「添え書き」は、頂いた人の心を大いに打つものです。
例え「お変わりはありませんか」の一文でも。
今年の賀状で、「さすが」と感心させられた「添え書き」を、ご紹介したいと思います。
題して、賀状「添え書き」名作選──。
- 一日も早く活力溢れる日本を取り戻したいものです。
- 今年は肌で感じる明るい年になってほしいです。
- 相変わらず我が方はバタバタやっています。
- 革新・核心・確信──今年はこれで行きます。
- よく笑いよく泣き感動して、21世紀もよろしく。
- 人生いろいろ、しかしいろいろ過ぎました。
- 名古屋に落ち着きました、福井懐かしく思い出されます。
- 日本のモタモタ、アジアのスピード!。
- 元気にカラオケ合戦をやった頃が懐かしいです。
- 日本のヘソよく続きますね。
- 私も今年還暦、いよいよ第2ラウンド突入です。
- 潜水艦、容易に浮上せず、懸命にもがいています。
- 変化のスピードに目を見張るものがありますが今年はもっと速そうです。
- どの業界も企業も大変動。
- 家ではいよいよ妻と二人暮らし、外では新しい分野の出向先、いづれも喜びと緊張を味わっています。
- よろしくおつきいあい下さい、楽しい会にも。
- 混乱した世紀末もようやく落ち着いたようです。
いずれも、味わい深い添え書きです。差し出した方々の目には見えない、心のキズナが伺えます。
ところで来年の賀状には、私も心に残る添え書きをと思っています(そうそう、鬼が笑いますよね。来年のことは)。
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