稼ぐCAMであなたも「勝ち組」
CAMソフト『Matsuura Virtual Gibbs』の紹介も9回目。Gibbsの機能紹介もいよいよ大詰めです。
前回に引き続き3次元のCAM機能の紹介を行います。
高速マシニングセンタのマツウラが提案する、
アメリカ生まれの超高速・超高性能2.5&3次元ソリッドCAMシステム
―― 3次元の特徴 CAM編vol.2――
3次元CAMの仕上げ加工について説明します。
Solid Surfacer(3次元ソリッド加工)の仕上げ加工
- 等高線仕上げ加工
高速切削には必要不可欠となっている等高線加工です。
等高線加工とは、Z方向の切り込みを一定に保ち加工することで、刃物への負荷を一定にし、刃具寿命を伸ばします。
この機能はZ深さ一定または面粗さ一定の切り込みで、プログラムを作成出来ます。
(図1)また形状に進入するときは、円弧による外側からのアプローチも可能です。
傾斜面と平らな面がはっきりしている形状の加工に向いています。
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図1 |
- 走査線仕上げ加工
一定方向のみの動きによる加工を走査線加工と言いますが、バリエーションとして、
ダウンもしくはアップカットのみによる一方向加工と往復加工、さらにその加工角度も自由に設定できます。
横方向の切り込み幅は、固定ピッチと仕上がり面粗さ指定から選べます。
のっペりとした3次元形状の加工に向いています。
- 最適化仕上げ
ボールエンドミルで荒加工や中荒加工にて、走査線加工の固定ピッチを使用すると、傾いた面ではピッチが粗くなります。
その結果傾いた面の仕上がり具合が他の平らな面より悪くなります。
よってその粗くなった部分にのみ、別の角度でプログラムを作成できます。
複雑な3次元形状にも、より均一な面の仕上がりが望めます。
- コーナー仕上げ、ペンシル加工
3次元形状の中で、へこんだ角の部分をきれいに仕上るための機能です。
荒用の太いエンドミルで取りきれなかった所を、自動で角部を選び細い刃物を使って加工します。
- 面沿い加工
形状全体の中から特定の面だけ選んで行う、部分的な仕上げ加工です。
- 2曲線フロー加工
ふたつの輪郭線に囲まれた所にだけプログラムを作る、これも部分的な仕上げ加工です。
- 近似円弧・NURBS出力
曲面上の走査線加工で近似円弧補間やNURBSの出力が可能です。(参照雑学コーナー)
- 投影加工
文字や数字または線、円弧などの形状を、ソリッドで作られた曲面に投影して加工ができます。
探さはソリッドの表面からすべて一定です。
曲面上に文字が彫れます。
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図2 |
雑学コーナー
近似円弧補間――従来、3次元の曲面に加工プログラムを作成すると、細かな直線のつなぎとして作成されました。
これでは、プログラムも長く、加工スピードも上がらず、加工面の仕上がりにも限界がありました。
これを解消するために、細かな直線のつなぎを、円弧のつなぎに変換します。
以上の問題が改善されます。
NURBS出力――上記の近似円弧補間よりも更に発展させた機能です。
同じく、細かな直線のつなぎのプログラムを、NURBSと言う定義の計算式に置き換えます。
さらにスムーズにきれいな仕上がり面が得られます。
ただし、この機能は最新のNCで、専用のオプションが必要になります。
『Matsuura Virtual Gibbs』について、詳しくは、マツウラ本社生産支援システム事業部、
または各営業所の生産支援システム担当者まで、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
またインターネットホームページでもご覧になれます。
マツウラ本社生産支援システム事業部 | TEL 0776-56-8107(直通) | 寺岡、橋本 |
南関東営業所 | TEL 03-5703-7030 | 石津 |
北関東営業所 | TEL 0492-41-2200 | 大筆、大井田 |
名古屋営業所 | TEL 052-682-5157 | 坪井、橋本 |
大 阪営業所 | TEL 06-6338-0731 | 寺岡 |
E-mail sess@matsuura.co.jp
URL http://www.matsuura.co.jp/gibbs/
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