- いよいよ21世紀。2001年・平成13年を迎え、あらためまして、明けましておめでとうございます。
マツウラNEWS!で、新年のご挨拶は19回目になります。
- IT国家戦略で、日本政府が「高速ネットを5年以内に構築し全世帯に普及させる――」と草案を、昨秋発表しました。
でも5年先のことは神のみぞ知る。
来年のことを言えば鬼が笑うと良く言われますしネ。
- IT革命で始まって、IT革命で暮れた2000年、20世紀。
それを象徴している出来事が、アメリカ大統領選挙でしょう。
光通信ネットワークによる米国国家戦略に集中させてきた、あの米国の新リーダーを選ぶ選挙が、最終的な結論を出すのに、
IT革命は役立たず手作業でやらなければダメという結論。
この象徴こそ、情報スーパーハイウェイ構想によるIT革命は、手作業に負けるという正に「未来想像型パロディー版」ではないのでしょうか。
本当にネットワークやEメール、Eビジネスは大丈夫なのでしょうネ。
- 昨年の景気も難しい局面の連続でした。
昨秋11月初め、経企庁発表の「薪の下は燃えているのに上の方にある大きな薪に燃え移らない、もどかしさ」。
景気を焚き火と見た堺屋長官が日本経済をこのように表現されました。
一般的な好景気を期待している私達にとって、そのもどかしさも解らぬわけではありませんが。
- その昨年は、思いもよらぬことが次々と起きました。
もともと予測通りに行くはずがないことは、百も承知していますが、思い通りに行かない、もどかしさ、歯痒さ。
景気もそうですが、ユーロ安などは日系企業を、ついに直撃してきましたし、ひょいと振り返ってみれば、
テレビ・洗濯機・冷蔵庫・エアコン・電子レンジ・オートバイなど、ついこの間まで日本が全世界の供給基地だったはずなのに、
すでに中国製品が世界を席巻。
- 21世紀は、こんな20世紀をそのまま飲み込んで、さらに猛スピードで変化し進んでいこうとしています。
このスピードと変化に乗り遅れることなく、私達も知恵と工夫をこらし努力していきたいと思います。
どうぞ21世紀の新年、2001年も宜しくお願い致します。
では、また ──。
渡辺清一(専務取締役)
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