IMTS 2000(シカゴショー) 9月6日〜9月13日
STRONG Sales!盛況裡に閉幕
好景気に沸く米国・シカゴで開催された、米国国際工作機械見本市「IMTS2000」通称シカゴショーは、
主催者側の最終レポートで「STRONG Sales!」「盛況裡に閉幕」と活字が躍っており、
業界の先行きを「STRONG!」の言葉どおり、大成功を伝えてきました。
同レポートによれば、登録入場者数は前1998年開催のIMTS1998に比較し、5.8%減少の114,675名ながら、販売/成約ではSTORONG!と評価。
盛況裡に開催されたことを強調していました。
また、登録者が最も興味をもった機種は、マシニングセンタで約65%(複数回答)とトップに位置。
また、登録者の企業規模別では、100〜499名の従業員数企業が26%ながら、反面、従業員数が20名以下の、
いわゆるジョブショップが、22%も占めているのが今回の大きな特長であると述べています。
まさに、好景気に沸くアメリカの「モノづくりの原点」が、中小零細企業のカを発揮、集約された熱い結果だったといえましょう。
マツウラH.P.M.の技術が開花大賑わいのマツウラブース
IMTS2000シカゴショーの中心的展示ホール・マコーミックプレース南館のほぼ中心にある、
マツウラブースはマツウラの米国独占販売代理店メソッドマシンツール社の出展ブース正面の約2/5を占めていました。
このマツウラブースは会期中、アメリカ・カナダは言うまでもなく、ヨーロッパ、東南アジアそして日本からの来場者で連日、大賑わいでした。
マツウラの出展機は
- 新横形MC H.Max-500/30,000rpm(APC5・ATC120)
- 新立形2軸型MC MC-1000VG-DC/15,000rpm(ATC30)
- 立形リニアモータマシン LX-1
- 5軸制御立形MC MAM72-3V/15,000rpm(APC40・ATC120)
- 横形MC ES-450HII/15,000rpm(ATC30)
- 立形MC MC-550VX/15,000rpm(ATC30)
- 立形MC RA-2G/20,000rpm ATC30)
の合計7機種。
新しいコンセプトで開発した1)の横形MC:H.Max-500、と2)の立形2軸型MC。
そしてリニアモータマシンとして、すでに販売を開始している実用機が3)のLX-1。
日替わりメニュー・変種変量の生産に最適な5軸立形MC MAM72-3V。
5)は横形MCのベストセラーマシンのES-450HII、6)のMC-550VXと7)のRA-2Gはいずれも小型立形MCの、これまたベストセラーMC。
これら7機種は、いずれも実削展示が「売り」のマツウラが、展示会期中の殆どを切削加工させて、来場者の注目度もさらに
大きなものになりました。
会期初日から会場へつめていた、松浦正則社長は
「今年のシカゴショーは前回とは、感触が全く違うと思う。
米国の好況を支えている超繁忙なIT産業を中心とした製造業の強さを肌にひしひしと感じた。
特に成約も前回とは比較できない程、多くできた。
マツウラは単に速く加工するだけでなく、高速かつ高精度な加工を標榜して、地道な技能と技術を蓄えて来た“H.P.M.
(ハイ・パフォーマンス・マシニング)システム”が、米国はじめ世界のユーザーに、認められた結果からだと思う」
と、会場で来場者に笑顔を見せながらの、IMTS2000のコメント。
IMTS2000シカゴショーの、マツウラブースの盛況裡な結果は、10年余りにわたる北米市場の好況に裏付けされたマツウラの
「H.P.M.システム」の豊富な経験と実績が、21世紀を3カ月あとに控えて、IMTS2000で見事に開花したからだと思います。
写真は、連日大賑わいのマツウラブースです。
メタフ2000展で、LX-1高評価!
6用27日〜7月1日独・デュッセルドルフ
リニアモータマシンLX-1が、同展でも高く評価されました。
「月刊・生産財マーケティング」2000年8月号でも紹介されています。
松浦機械は自社ブースでリニアモータ搭載
VMC「LX-1」型の実削デモを行った。
今展ではリニアモータ機で切紛を出したのは同社のみで注目を集めていた。
各軸早送り速度=90m/min。
「月刊・生産財マーケティング」2000年8月号より転載
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