No.160 「4th Quarter Century」 2011(平成23)年1月号掲載


 激動の2010年も過ぎ去り2011年がスタートしました。
 マツウラも100周年に向けて4番目の四半世紀に入りました。
 創業者松浦敏男の機械に対する想いが100年後の未来にも届くように、その想いを継ぐものとしての責任を強く感じています。

 より良いモノを愚直に追い求める精神、安心の品質でお届けする尽くす努力、性能と品質を長らく維持しお客様に末永く使って頂きたいというこだわり、、、そういう姿勢を今一度見つめ直して、我が社に足らざるところあれば徹底的に見直し、皆様のお役に立っていきたいと思います。

 「生産に供する財」を製造・販売するものとして、我々の提供した財を使って日々真剣勝負するお客様に「やっぱりお前のところのマシニングセンタは一味違うな」と言って頂ける様な会社でありたいと願っています。
 そういう時代ではないのかもしれませんが、年代モノのマツウラのマシニングセンタがお客様のところで活躍しているのを見ると、もっと頑張れと思ってしまいます。
 量と価格に質の係数を掛ける合理性の世の中ですし、それが正解と認識しているのですが、そことはどこか違う価値観も製品の中に込めておけるような会社でありたいとも思っています。

 今年は卯年。「ウサギとカメ」の昔話ではウサギはカメに抜かれてしまうのですが、、、この激動の時代では、あまりゆっくり着実に踏み締めているとカメの甲羅も中身も干上がってしまうかも知れません。
 現代はウサギのように一足飛びで軽快にこの苦難の時期を駆け抜ける力が求められているのではないでしょうか。
 マツウラはゴールしか見ません。
 目的をしっかり見定め一気に走れる会社でいられる様、また引き続き皆様のお役に立てる様、4番目の四半世紀に入る2011年もしっかり頑張る所存です。
 ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。