No.125 タイヤサービス機械が日本一 2003(平成15)年7月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第125回目は「タイヤサービス機械が日本一」のはなしです。

 今タイヤ関連機械とタイヤサービス業界で、もっとも元気なのが、日本初のタイヤチェンジャーやホイルバランサーなどを製造販売している、 小野谷機工を中核企業とした小野谷グループです。

 その小野谷機工(本社:武生市、社長:三村義雄氏)が、昭和36(1961)年に日本で初めて電動式のタイヤ交換機を研究開発し製品化。
タイヤ交換はベテラン作業員が手作業で7〜8分以上かかっていた当時、素人でも簡単に出来るタイヤチェンジャー装置を完成したのです。

 さらにタイヤチェンジャーを基本に、タイヤとホイルのふれを自動修正する、ホイルバランサーを次いで研究完成させ、 タイヤチェンジャーとならぶ主力製品に。
これらの装置で今では、トラックやバスの大型車から乗用車までのタイヤ交換作業が、素人で1〜1.5分で完了しますし、 また熟練者のカンがたよりだったハンドルのふれの原因となるタイヤとホイルとのバランスを自動修正することも容易になりました。

 このように同グループは、永年培ってきた独自ノウハウで、タイヤに関わるビジネス領域を拡充。
更正タイヤ製造機や廃タイヤ処理機などで、廃タイヤ関係の環境アセスメントにも、積極的に挑戦されています。
小野谷グループは、日本のヘソ福井のホープ企業として、今もっとも輝き注目されている企業の一社です。