No.124 マレットゴルフ 2003(平成15)年5月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第124回目は、福井で創まれ今や全国レベルで普及している 「マレットゴルフ」の話です。

 1977(昭和52)年、福井運動公園の指導課職員が高齢者や婦人のために、 クロッケー・ゴルフ・ゲートボールからヒントを得て考案したスポーツ。
コースにホールを設定しマレットで、プラスチック製の硬球を打ち、何回でホールに入れるかを競うもの。
健康のために老若男女を問わず手軽に安く、屋外で取り組めるスポーツとして、福井県では挙げて、普及活動を行ってきました。

 その結果1983(昭和58)年、福井県職域対抗第1回のマレットゴルフ大会を開催。
さらに1985(昭和60)年、福井県マレットゴルフ協会が発足し、普及に拍車がかかってきました。
このスポーツが、健康のために手軽に安く、そして屋外でできるスポーツとして他県にも普及し、 いま全国では、10万人をこえる競技者が出るほどに成長。

 特に1981〜82(昭和56〜57)年頃、長野県がこぞって取り上げ長寿健康県のテコとして、 6〜7万人規模のスポーツとして普及。
今では長野県が発祥地などと、いわれるまでになっています。
「越ひかり」が、いつの間にか新潟が発祥になったかのように、「マレットゴルフ」も長野が発祥地になりそうな雲行き。
そんな失敗は、今回限りにしたいものですね。

 手軽に安く、それも老若男女を問わず、屋外でできる健康に良いスポーツ。
高価なゴルフに、うつつを抜かさずこのスポーツを普及したいとは、「日本のヘソ福井」からの切なる声です。