JIMTOF2010
第25回日本国際工作機械見本市
統一テーマ “モノづくり 未来を創る 夢づくり”
工作機械業界のわが国最大のイベントである「第25回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2010)」が平成22年10月28日から11月2日までの6日間、東京ビックサイトで開催されました。
期間中の来場者は、137,963人(海外13,137人)となり、前回(2008年)に比べると約3万人の減少でした。
長引く不況の影響で出展が激減するのではと心配していましたが、814社が4966小間を確保し、同会場として過去最大の出展規模であった前回と遜色ない形で開催されました。
また工作機械関連市場の景況がアジア景気に牽引されているのを反映し、中国、韓国、インドからの来場者が以前にまして多く見られました。
また海外出展では台湾企業が多数ブースを構え、機械本体から様々な要素部品(ボールネジ、リニアガイド、リニアモータなど)を展示し、技術力で日本に迫る勢いでした。
企画展示では、東5ホール入口特設ステージで、「匠による超高性能パワートレインの手組工程展示」として日産自動車株式会社から高性能スポーツカー“GT-R”とそのエンジンを展示し、匠の技によるエンジン組立作業の実演が行われ、来場者から感嘆の声が上がっていました。
▲75周年を記念したマツウウラブース
来場者でにぎわうマツウラブース
マツウラブースは、機械5台をブースの通路に面して展示し、内側に商談コーナーを設けました。
初日からお客様が多数来場され、幸先の良いスタートが切れました。
また、会期前日に海外代理店のメンバーによる代理店会議を開催しましたので、多くの海外からの来場者でブースが賑わっており、マツウラのグローバル展開を実感するものでした。
そんな中にも、古くからのマツウラのお客様も多数来場され、マツウラブースで再会を懐かしんでおられる姿もありました。
期間中本当にたくさんの来場を頂き厚く御礼申し上げます。
▲お客様でにぎわうマツウウラブース
- マツウラが提案した最新技術 -
5軸制御横形マシニングセンタ「MAM72-100H 」
- 航空機産業をターゲットとしてMAM72 シリーズ最大クラスの5軸加工機。
- 主軸形式はBT50を採用し、主軸トルク700Nmで重切削に対応できる高剛性。
- 難削材のチタン(Ti-6AI-4V)を1分間に456CCの切削を実現。
▲重切削で注目を集めた「MAM72-100H 」
5軸制御立形マシニングセンタ「MX-520 」
- マツウラが長年生産してきた5軸機のノウハウを活かし、5軸加工機を使われるオペレータの精神的負担を軽減するための「安心」・「簡単」をコンセプトで開発された5軸加工機。
- マツウラ独自開発の衝突防止機能や、新オペレーティングシステムMIMS の実体験が出来る展示を行い、来場の方々がご自身でその有効性を確認されていました。
▲「MX-520 」での実演
5軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-35V 」
- 5軸加工機のベストセラー機をバージョンアップ
- APCガードとオペレータドアを改良して視認識性をアップ。
- 生産性向上の為に早送り速度のアップ(XY 軸60m/min、Z 軸50m/min)。
- 操作性アップとして工具マガジン操作パネルの大型化、APC段取りの変更。
- 新オペレーティングシステムMIMS を標準搭載。
▲バージョンアップした「MAM72-35V 」
金属光造形複合加工機「LUMEX Avance-25 」
- 最先端技術に関係するEV電装部品のコア金型を実演。
- 業務提携を発表したOPMラボラトリーから最新金型に関する様々な展示と、マツウラが取り組んできた部品加工への応用(医療部品、メガネ枠、機械部品など)を展示。
▲「LUMEX Avance-25 」最新加工事例
5軸制御複合マシニングセンタ「CUBLEX-63 」
- クラス最大の5軸複合マシニングセンタで、旋盤機能を最大限に発揮できる加工機。
- 大型のギアボックス部品の加工を実演し、複合加工機の可能性をアピール。
▲「CUBLEX-63 」ギアボックス部品
目次画面へ戻る