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マインドマップ

 マインドマップとは、英国の教育者トニー・ブサンが開発した自然な形で脳の能力を引き出す思考技術です。
 全脳を使いこなすべきであるという最新の大脳生理学の情報から、一目瞭然で全体が見え、しかも関連付けや、強調すべきポイントも表現できる「脳の地図」が開発されました。
 これがマインドマップです。
 具体的には、1 枚の紙の中心にテーマ(あるいはアイディア)を描き、それに関する様々な情報や発想やアイディアを枝を伸ばすように、放射状に次々に描いていきます。
 一見すると子供のいたずら書きに見えますが、脳の処理システムに合致しており、脳の自然な働きに近い形で情報を記録したり、重要な事柄を効率よく導き出すことが出来ます。
 その用途は、「記憶力」「理解力」「集中力」「創造的思考力」「問題解決」などの、様々な能力を高めることが出来ると注目を集めています。
 マイクロソフトのビルゲイツ氏や、元米国副大統領のゴア氏も、このマインドマップを使っています。
 またIBM、ディズニー、BMW、ナイキといった国際企業で、また日本国内でも大手企業や官公庁、小学校から大学院でも研修が行なわれています。

 あらゆる文書がパソコンで書かれる時代に、カラフルな色を使ってマインドマップを手書きで描いていく。
 非効率的に思えますが、人間の持つ感覚を使うことで、右脳と左脳がフル稼働し全脳思考が行なわれます。
 IT により情報を、誰でも手に入れることが出来る時代になりました。しかし、その溢れる情報からインテリジェンスを生み出すことが重要になっています。
 開発者のトニー・ブサンの著書『頭のよくなる本』で「知識の詰め込み記憶の前に、まずどのように学習し、考え、記憶し、創造し、問題を解決するかを教えるのだ!」と書いています。
 マインドマップに関する本も多数出版され、各地で基礎講座が開催されています。
 一度体感してください。脳が喜ぶでしょう。

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