松浦共栄会 第28期総会



 マツウラの資材、部品の納入業者、並びに関係協力会社など主要71社で構成される松浦共栄会の第28期定期の総会が平成20年11月7日(金)に開催されました。

 浦岩生(株式会社ウラテツ機械 代表)共栄会会長より「今年は本社工場、IMN工場、新しいショールームや新規大型設備の稼働を見学出来たので、共栄会として非常に良いチャンスの年でした」との挨拶から総会が始まりました。

 松浦勝俊社長より「JIMTOFが終わり、6日間で入場者数が過去最大の17万人となりました。これらの方々は新しい技術を求めて来場していると思われます。長い目で見れば、設備投資は必ず出てくると予想しています。マツウラは社員のみでは機械は作れません。今後も皆様の協力が無ければ良い機械は作れないので、ご協力をお願いします」と挨拶されました。
 次に功労会員表彰として株式会社カワタテック社が表彰を受けました。功労会員賞は品質・VA 提案や販売支援をされた企業に送られ、この賞が出来て今年7年目に当たり、過去に12社が表彰を受けています。

 その後、松浦勝俊社長より「人材育成の取り組み」、松浦正則会長より「サブプライムローン問題とその影響」と題して講演が行われました。
 松浦勝俊社長からは、マツウラで取組んでいるミドルアップ研修について詳細が説明されました。「現在のシニアマネージャークラスは、マツウラの成長過程と同期しており、様々な仕事を経験しています。しかし、将来のマツウラを支える幹部候補は、ある領域の仕事に特化している傾向にあります。この階層の人達をプレイングマネージャーとして育成することが重要と考えて、この研修を合宿形式で行っています。来年以降もしっかりと人材育成に力を入れて“マツウラマン”が、全てのお客様に頼りにされることを目標に致します」と。

 松浦正則会長からは、アメリカの軍事・政治・経済的な観点からサブプライム問題の経緯の説明がされました。「2年後の中間選挙でオバマ政権の評価が下されます。この経緯からも最長2年間景気が回復できない可能性もあります。しかし、工作機械業界を見れば日本は世界一の生産国であり、競合ライバルはいません。必ず景気が戻れば設備投資意欲が起こり、工作機械の需要は伸びると信じています」と語りました。

▲第28期総会▲挨拶される浦岩生 共栄会会長▲功労会員表彰を受ける川田社長



前画面へ戻る