コーヒーブレイク


「磨き屋シンジケート」

 新潟県燕市は大正時代から洋食器産地としてスプーンやフォークなどの生産地として成長してきました。
しかし、ニクソンショックやオイルショック、香港、台湾、韓国など新たなライバル出現などで、苦しい時期が続いていました。
ところが今燕市が、食器生産で築き上げた“磨き”技術で世界の注目を集めています。

 数々の企業が、磨きを基本に様々な産業に挑戦し、実績を上げています。
例えば、チタン製のカメラボディ、携帯音楽プレーヤー「iPod」、ゴルフクラブ、カーブミラーとその表面を磨くことに徹しています。
そんな燕市の商工会議所が中心となり「磨き屋シンジケート」を作り、金属研磨・表面処理の仕事を請ける組織を作り活動をしています。
しかし、このように共同受注をする組織は、日本各地に出来ており特に珍しいものではないのでなかなか仕事が取れない状況でした。

 そこでオリジナル商品を作ろうと「ステンレス ビアマグカップ」を製作しました。
表面粗さをナノレベルまで磨き上げ、樽をモチーフにしたデザインです。
内面はクリーミーな泡を作り出しビールのおいしさを最大限に引き出すように#800のミラー仕上げを行い、 また口元は出来るだけ薄く削り込み#1000で仕上げています。
しかし1個11,000円の価格もあり、当初百貨店においても売れない状況でした。
それが口コミとインターネットで火が付き、今や納期半年となっています。

 私も、ある会合でこの話を聞き、早速注文して半年後にビアマグカップを入手しました。
ビールをつぎ込むと泡がクリーミーなまま消えません。
一口飲んで驚き、いつも飲んでいるビールなのに味が違う。
驚きの一瞬でした。



磨き屋シンジケートのホームページ:http://www.migaki.com/


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