EMOハノーバー2007
最新技術を欧洲市場にアピール!!



 世界の工作機械メーカーが出展し、規模・内容とも世界最大クラスの工作機械見本市「EMOハノーバー2007」が9月17日から22日の6日間ドイツのハノーバーメッセで開催されました。
会場のハノーバーメッセでは17万6283uのスペースに世界の工作機械、工具、周辺機器メーカーなど2005社が41カ国・地域から出展しています。
地元ドイツからは832社、イタリアから265社、台湾から149社、日本からは80社が出展。
中国からは前回の47社に比べて85社と大幅に増えており、中国工作機械の急成長が伺えます。

 欧洲の顕著な設備投資が続いているので、例年にも増して盛り上がりを見せた展示会となりました。



飛躍する技術をアピール

 マツウラブースは、ブース正面にマツウラマークの楕円形上部をイメージした大型のアーチ形状のモニュメントでお客様を出迎えました。
また中央には商談コーナー、その背景には跳躍する2匹のイルカが描かれた大型のパネルを設けました。
イルカは、欧洲では常に前進するイメージとして取上げられるので、マツウラの飛躍する技術力と重ね合わせました。

 出展機種は、今年7月に発表しました横形マシニングセンタ「H.Plus-300」、5軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-3VS」「MAM72-42V」「MAM72-63V」の3機種、 超高速立形5軸リニアモータマシン「LX-0 5AX」、そして5軸複合マシニングセンタ「CUBLEX-25」の6機種でした。

 工場では、コストダウに対応するために無人運転機能が求められています。
マツウラでは、長年MAM72シリーズで培った無人運転技術をアピールするために、各機種多面パレットシステム(60面、40面、10面、5面、2面)を装備した形で展示しました。



よりお客様の現場に近い加工実演

 欧洲市場で好調に推移する航空機産業をイメージした航空機部品、またモーターレース産業ターゲットとしてエンジンブロック、 マニホールド部品、バルブ部品を実際の工場に近い状況で加工実演しました。
また「LX-0 5AX」では、医療関連を意識してチタン素材の義歯を加工し、医療分野への可能性を大きくアピールしました。



欧洲市場は好調さ持続

 マツウラブースでは6機種出展の内5機種が5軸加工機であり、長年5軸加工機の開発で培ったノウハウをアピールしました。
5軸加工機は、得てして操作性に問題がある場合がありますが、「マツウラの機械は接近性が良いので操作し易い」 「多面パレットは独自設計されているので、コンパクトで機械全体がスマートである」とのユーザーの声が聞かれました。

 また、欧洲市場に初出展の横形マシニングセンタNew「H.Plus-300」は、従来機よりY軸ストロークを60mm延長して長尺物加工の実現、送り速度のスピードアップと工具交換時間の短縮、 ATCとAPC(パレット交換)の同時作動により非切削時間の短縮、そしてフロア面積の縮小など、多くの改善が生産性向上に寄与するとの評価を受け、活発な商談活動が行なわれていました。

 6日と開催期間が短くなった影響もありますが、ドイツを中心に欧州市場の好調さに支えられて、 初日から終了日まで毎日多くのお客様がマツウラブースに来場頂き成功裡に終了しました。



横形マシニングセンタ H.Plus-300
New!

航空機部品(アルミ合金)


ギア部品(鋼材)
5軸制御立形マシニングセンタ MAM72-42V PC5

エンジンブロック(アルミ合金)


マニーホールド(鋼材)
5軸複合マシニングセンタ CUBLEX-25 PC10

バルブ部品(アルミ合金)
5軸制御立形マシニングセンタ MAM72-63V PC2



航空機部品(アルミ合金)
5軸制御立形リニアモータマシン LX-0 5AX PC60

ミニエンペラー(純チタン)


義歯(純チタン)
5軸制御立形マシニングセンタ MAM72-3VS



フェイスミル(ハイス鋼)



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