第18回 金型加工技術展にマツウラが出品(INTERMOLD 2007)


 日本金型工業会が主催する「第18回金型加工技術展(INTERMOLD 2007)」と「金型展2007」、 日本金属プレス工業協会が主催する「金属プレス加工技術展2007」が東京・有明の東京ビックサイトで4月25日〜28日の4日間開催されました。
過去最高となる326社が東ホール4・5・6号館1,108小間に出展し、好景気を反映して4日間で総数66,286人の入場がありました。
特に、今回初めて「金属プレス加工技術展2007」が併催されることで、金型制作から成型までの一連の加工技術を集めて公開する大規模な展示会となりました。

 日本の金型工業は、品質、性能、生産性とも世界のトップに位置し、その優秀な金型によって造られる自動車、 家電、電子、電気、OA 危機等から日用品雑貨に至るまで、今日その優秀さは世界的に認められています。
平成18年の金型生産額(経済産業省機械統計)では前年比11.5%増の4,822億円と3年連続プラスで、史上4番目の高水準まで回復しています。
しかもISTMA(国際金型協会)の発表では、日本の生産額は世界1位にランクされています。

「複合化(5軸・レーザ)による工程集約」がテーマ

 マツウラは、5軸制御立形マシニングセンタMAM72の最新モデル「MAM72-42V」による「5軸による金型製作」と 金属光造形複合加工機の最新モデル「LUMEX Avance-25」による「金属光造形複合加工による金型製作」を実演・展示しました。
「MAM72-42V」では金型をイメージした深堀加工を5軸加工により実演。
5軸加工による金型製作は機械・工具・CAD/CAMの総合技術力が必要なので、実演を通してマツウラの5軸による金型製作の技術力をアピールしました。

 「LUMEX Avance-25」では、パソコンに使用される冷却用のファンの金型を実演。
金属光造形複合加工機での様々なサンプルを展示。
来場された方々から質問攻めに合う場面もありました。
特に今回出品した「LUMEX Avance-25」は、高精度な金型にも対応しており、精密コネクターの金型なども展示。
「実用性が高くなり、期待が膨らみます」とのコメントも多くの来場者から聞かれました。

▲金型サンプル加工を実演する「MAM72-42V」 ▲注目を集める「LUMEX Avance-25」


CAD/CAMソリューションの展示

 CAD/CAMシステムとして簡単操作で定評のある「GibbsCAM(バージョン8)」、また3次元CAMシステムの「PowerMILL」と「hyperMILL」、 更に5軸マシニングセンタの性能をフルに発揮するために、新発想プログラム支援ソフト「TruePath」を「変化に対応するマツウラの金型ソリューション」をテーマに展示しました。

 そのほか、大型画面プラズマを掲示して、5軸複合加工機「CUBLEX-25」の5軸マシニング・旋削・研削加工デモを映し、加工サンプルと合わせて、来場者の注目を集めたコーナー。
またリニアモータマシン「LX-0」や高精度立形マシニングセンタ「Mold.Plus-800」の加工サンプルコーナー等、マツウラの最新技術をアピールしました。
あるお客様は、図面を会場に持ち込まれて、テストカットの打合せをされるなど、熱気溢れる展示会となりました。


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