アメリカ屈指のCAM開発会社
Gibbs and Associates 社

社屋全景


 前号に記載しましたが、マツウラはCAMシステム「GibbsCAM」の販売実績で2年連続最優秀リセーラー表彰の栄誉に輝きました。
今回はGibbsCAMシステム開発元であるGibbs and Associates 社について紹介します。

 現社長のBill Gibbs 氏が1984年のアメリカ合衆国・カルフォルニア州で同社を創立しました。
Bill Gibbs 氏は、会社創立前にはプログラマとして活躍していましたが、当時のプログラムシステムに不満を持っており、 もっと有用なシステムを自ら開発しようとの決意で独立されました。
現在に至るまで、その熱き姿勢は変わらず、Bill Gibbs 氏は開発の最前線で指揮を取り、次々と新しい機能を生み出しています。

 カルフォルニア州・Moorpark市に数年前に本社オフィスを建設しました。
Moorpark市はロサンゼルスから車で北へ約50分程の距離にあり、またロサンゼルス国際空港からは約80キロに位置します。
USサンタバーバラ大学、UCLA大学、USC大学など有名大学も近く、非常に優秀な人材に恵まれる地域でもあり、 また治安も安定しており連続7年間最も安全な都市としての名誉も受けています。


国際色豊かな開発スタッフ

- GibbsCAMシステムの歴史 -

 GibbsCAMシステムは、1984年に当時操作性に優れていたアップル・マッキントッシュPC上で起動するCAMシステムとしてスタートしました。
マツウラでは1990年に販売開始しましたが、当時はマッキントッシュPC上のシステムでした。
その後、PC業界の技術開発によりWindowsPCが高い市場性を持ち、その動向を踏まえ、Microsoft Windowsに対応したVirtual Gibbsシステムを1992年に発表、現在に至っています。

 アメリカには多数のCAMメーカがあり、競争が激しく生き残りが大変な状況です。
しかし、同社は確実に成長を遂げ、アメリカで成功を収めた企業としての地位を確立しています。
当初はアメリカ市場を中心にして販売を行なっていましたが、マツウラとの出会い等がありグローバル市場への進出を早くから実施したことが、成長の大きな要因となっています。

 Gibbs本社では、開発、テクニカルサポート業務に注力し、マツウラのように同社から認定されたリセーラーが世界中でGibbsCAMを販売しています。
また毎年開催されるリセーラー会議において、各国からの市場ニーズの提案を受けて、開発方針を決めています。
このことが相乗効果となり、更にグローバル市場での高評価を得ています。
現在では、GibbsCAMは13の言語に対応しており、正にグローバルシステムと言えます。
マツウラとは16年間ビジネス関係にあり、日本を重要市場と捉え、日本人スタッフが同社で活躍しています。


日本人スタッフの本多美栄子さん

- Bill Gibbs社長から日本ユーザーへ -

 最後にBill Gibbs社長からのメッセージを紹介します。

 「日本は、世界一素晴らしい工作機械を生産しています。 それ故に、日本のユーザーの方々はCAMシステムに対して多く要望を頂いています。 マツウラ、及びGibbsCAMのお客様は、機能改善のアイディアを提供して頂く素晴らしいパートナーと考えています。 マツウラは、日本市場のGibbsCAMユーザーの要望を集め、今後のリリースに展開するために、それらの提案を非常に有効にGibbs社に伝えてくれています。 そのことでGibbsCAMはより良い製品に進化することが出来ています。 日本の全てのGibbsCAMユーザーからのご支援に、心より感謝申し上げます」


Bill Gibbs 社長執務室


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