本号の書き終わり
- 工作機械工業会が発表した3月の工作機械受注総額は、1,243億円(前年同月比4.5%増)でした。
前年実績を上回るのは42ヶ月連続でした。
内需は2ヶ月連続でマイナスとなりましたが、外需が好調で全体を押し上げています。
内需は2.2%減の673億円。自動車産業向けが一時的な調整局面を迎えたことが要因と思われます。
外需は13.8%増の569億円で、北米や中国向けが好調です。
受注総額が1,000億円を越えるのは、13ヶ月連続でバブル期の記録(1989年9月〜1991年6月)を越えています。
工作機械業界は、今年に入っても昨年並みの好調な水準を継続しています。
- 平成16年7月18日に福井豪雨で決壊した足羽川(福井市の中心を貫いて流れる)の堤防も修復され、現在豪雨対策の治水工事が急ピッチで進められています。
その堤防(木田橋〜新明里橋の間)には、「桜の名所100選」にも選ばれた日本一のスケールと言われる約600本・延べ2.2kmもの桜並木があります。
治水工事に伴い、存亡が危ぶまれていましたが、今年も桜の季節4月には県内外から、多くの観光客がピンク色の壮大なトンネルくぐりを楽しむ光景が見られました。
しかし桜は樹齢50年を迎え、今後数10年の間に一斉に植え替えの時期を迎えています。
また豪雨に備えて堤防強化の為に、堤防幅を広げて桜の木は移植されます。
しかし移植に耐えられない桜を対象に、他の数種類の桜や7〜20年の幼成木に植え替えることになり、今年がこの姿での満開の桜は最後となりました。
- 私も福井大学工学部の卒業生であり、先端科学技術育成センターに最先端の機械とCAD/CAMが設備された光景を見て、大変嬉しく思いました。
今回の設備を有することで、同センターは世界の大学の中でも最先端に位置すると確信しています。
大都市に有名大学が集中している中で、世界最高の設備を有する大学として福井大学工学部の知名度があがり、
また世界中から福井へ優秀な人材が集まる仕組みが出来たと思います。
また福井大学は福井医大との併合で医学部も有していますので、今後医療分野での"ものづくり"の研究も期待されるなど、夢が膨らむ開所式でした。
では、また。
総務部長 上 村 誠
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