マツウラの最新加工技術の紹介

　年々テストカットは、高度化し、難しいものが増えています。
テストカットの中には、お客様との機密保持によりご紹介できないものもありますが、 今回リニアモーターマシン「LX-0」による4万個の穴加工を実施した加工例をご紹介いたします。

　マツウラでは、各種のテストカット、また加工技術の相談、アドバイスをテクニカル・サポートセンタ（TEL.0776-56-8117）で行っておりますのでご相談ください。

加工機

リニアモータマシン「LX-0」
全軸リニアモータを採用し、4万回転の超高速主軸を装備した超高速・高精度マシン
移動量（X/Y/Z)	330/300/250mm
テーブルサイズ	540×320mm
主軸回転	40,000mm-1
早送り速度	90m/min、最大加速度1G

• テスト目的
  平面度、面粗度の確認穴深さ、穴ピッチ、加工時間、工具寿命の確認



• 加工材料
  プリハドン鋼（NAK80）、硬度　HRC40



• 加工内容
  1. サーメットエンドミルによる上面仕上げ加工
  2. ボールエンドミルによる微細穴加工
  3. 穴形状＝Φ0.08×0.04mm　穴数＝20,000個（1工具当り）



• 使用工具及び条件

  No.	使用工具	加工箇所	回転数min-1
  1	Φ6エンドミル	平面仕上げ	5,000
  2	R0.05ボールエンドミル	穴（20,000個）	30,000
  3	R0.05ボールエンドミル	穴（20,000個）	30,000



• 加工時間
  5時間53分20秒（40,000穴／1穴当り0.53秒）



• 計測機
  デジタルマイクロスコープ（キーエンス社製）



• 計測結果
  工具の異常磨耗、欠損は無い

	→ 加工箇所の拡大図
4万個の穴加工箇所

加工後の工具写真

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