本号の書き終わり
- 8月24日に日本工作機械工業会の定例記者会見が行なわれ、「今年度の工作機械受注額上方修正見通し」について発表がありました。
「1兆1,500億円」から「1兆3,000億円」(内需7,200億円/外需5,800億円)へと上方修正を行なうものです。
上方修正の背景は、やはり自動車産業の好調さに牽引され、持続的受注増が考えられます。
また電機・精密機械においては、下期の盛り返しが想定されるためです。
外需では中国向け投資が高水準を維持し、欧米においても回復基調を持続していくと想定しているとのことです。
まだ工作機械業界の好調さは持続する状況です。
- 先日大阪にあるパナソニックセンタを見学しました。
このセンタは、松下グループの総合情報信受信拠点として、未来の夢を実現するコア技術と新たな取組みを体験できる施設です。
特に「ユビキタスネットワーク社会の実現コーナー」では、いつでも、どこでも、誰でも、気軽に必要な情報やサービスを手に入れられる、近未来のネットワーク社会を体感しました。
リビングの大型液晶テレビが暮らしの中心となり、家族みんなが快適にコミュニケーション出来たり、携帯電話、カーナビ、セキュリティー装置、
その他の家電がネットワークで接続される様に、日本の技術力の将来に希望が持てる展示でした。
- 「ユビキタス」の語源はと聞かれ、「指来たす」の意味で日本特有の造語ではと思っている人も多いのではないでしょうか。
「ユビキタス」とは、ラテン語"nbique=あらゆること"という形容詞を基にした「(神のごとく)偏在する」という意味で使われる英語です。
「人間の生活環境の中でコンピュータチップとネットワークが組み込まれ、その場所や存在を意識することなく利用できるコンピューティング環境」を言います。
最近NTTによる光ケーブルIP電話サービスを家庭で受けられる様になり、また液晶テレビが家庭に浸透していることで、
国土の狭い日本が「ユビキタス」社会の実現に世界の中で最も近いのではないでしょうか。
- 次回は平成18年新年号でお会いします。
では、また。
総務部長 上 村 誠
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