「ナッちゃん」

 日本のアニメ文化は今や自動車産業を上回る勢いで世界に進出しています。
例えば、「ピカチュウ」は世界中の子供の憧れの的になり、アニメは日本が世界に誇れる文化となっています。
また国内では漫画コミック本で色んな題材が取り上げられ、その文化また業界(スポーツは勿論、料理、将棋、建設業、医師など)が紹介されています。
しかし「ものづくり」を扱った本は無く、残念に思っていましたが、たなかじゅん作「ナッちゃん」(集英社)というコミック本に出会いました。

 このコミック本は、町工場坂本工作所の一人娘ナツコが、名人であった亡き父親の跡をついで、 零細な鉄工所を母親と二人で切り盛りするという話です。
お客様が窮地に陥り、「できない」と思われている難問を、発想の逆転で加工方法や新しく部品制作して解決していくストーリーに、 ものづくりに係わるものとして、思わず拍手を送ってしまいます。
例えば梅をつける樽の内外の洗浄する問題では2本のブラシ形状を工夫して解決しています。
「なるほど」と感心した読物でした。

 現在12巻まで出版されており、マツウラでは全巻そろえ食堂の本棚に並べています。
女子社員からも「ものづくりは、この本のように楽しいものですね」とのコメントもよせられ、 またある社員は本を貸し出して「息子に是非読ませ、ものづくりを知ってもらいたい」と話しています。

 「ものづくり」の将来を考えると、ものづくりに感心を持つ子供達が増えることが必要です。
コミック本ですが、知恵を駆使した「ものづくり」の表現には、大人だけでなく子供達にも、興味を持たせるものと思います。
是非一読をお勧めします。


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