本号の書き終わり
- 新年おめでとうございます。
工作機械業界は好調の中、新年を迎えることが出来ました。
但し自動車産業で年末にも問題となりました鉄鋼など部材の品不足が懸念され、手放しでは喜べない状況で2005年は動き出しました。
- 前田建設工業名誉会長前田氏の講演で1964年の東京オリンピックの時に米国スポーツライターのジム・ミューレー氏の残した文章が紹介されました。
この言葉から、世界中から多くの人々が集まり、このオリンピックに感動し、美しい日本に、そして親切な日本人に心動かされたことに改めて驚きました。
今、企業の社会的責任が問われる時代となり、近江商人の「三方よし」に表現されるように企業活動を通じて、
日本という国全体が再度金メダルを贈られるように努力を忘れずにいたいと思いました。
「シングル・グッドバイ」
サヨナラ電光掲示板の文字がやみに浮かぶ・・・・
日本人にとって国をあげての大事業は終わり、メダルは渡され、幕は下ろされた・・・
メダルはだれもが取れるものではない・・・
だが、雨宿りしたら傘をさしかけてくれた少年、
レーンコートを脱いで貸してくれた運転手、
チップを取らないタクシー運転手、
笑顔のエレベーターガール・・・
さよなら、美しい、親切な国、日本。
私はこの国全体に金メダルを贈りたい。
- 今回のユーザーを訪ねての取材先である株式会社日本セラテック様ではセラミックの材料から最終製品までのトータルソリューションを展開されているのをお聞きし、
材料開発を持つことが、オンリーワン企業として大手競争メーカに打ち勝つ戦略と認識しました。
また半導体製造装置など、日本の得意分野を、このセラミック技術が支ええていることに改めて日本ものづくりの強さを実感しました。
更には大学との共同研究を求めて企業の立地を仙台に決めるまでして、開発と情報発信を推し進める産学官の研究スタイルが成功の要因ではないでしょうか。
- 昨年は福井を含めた各地での豪雨による水害、また新潟中越地震など、天災に見舞われた日本列島でした。
まだ復旧も完全でなく、また世界情勢も混沌としていますが、「酉年」の今年是非とも心身ともに良い年にしたいものですね。
- マツウラは創業の昭和10年から数えて70年の佳節を迎えます。改めて創業の志を全マツウラグループが再度心に深く刻み、
新たな挑戦へ向けての第一歩を踏み出してまいります。
また本年もマツウラニュースを通じ、皆様と対話を重ねて、元気のある「日本のものづくり」を目指したいと思っていますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
- マツウラホームページも新しく生まれ代わりました。ぜひご覧下さい。
では、また―。
総務部長 上 村 誠
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